ビットコインの投げ銭も可能
分散型SNSアプリ「Damus」は1日、アップル社の「App Store」で入手が可能になったことを発表した。
Damusはツイッターに似たSNSで、「ツイッターキラー」とも呼ばれている。以前ツイッター社のCEOを務めていたジャック・ドーシー氏がDamusに注目しており、昨年12月には基盤のプロトコル「nostr」の開発を支援するため、ビットコイン(BTC)を14BTC(現レートで4,200万円相当)提供。Damusのローンチは暗号資産(仮想通貨)領域でも関心を集めている。
上記画像が、公式ウェブサイトにあるDamusの画面。アップル社のデバイスでは現在、iOSの端末に対応している模様だ。Macでも互換性があると記載があるが、実際にMacでApp Storeを開くと、本記事執筆時点では「macOSでは検証されていません」と表示されている。
なお、ドーシー氏は1日、Damusが入手可能になったことをツイートした際に、Google Playストア上のSNSアプリ「Amethyst」を紹介。Amethystもnostrの技術を活用している。
and Google Play Store: https://t.co/1Ve7GIBG0F
— jack (@jack) January 31, 2023
and of course, the open web: https://t.co/qXl9xrmtKE (one of many)
Damusが仮想通貨領域で関心を集める理由の1つが、ビットコインで投げ銭ができること。Damusの公式ウェブサイトでは、ビットコインを「インターネットのネイティブ通貨」と表現している。ドーシー氏も以前から、ビットコインをインターネットのネイティブ通貨と呼んでいた。
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ビットコインの投げ銭をDamusで行う場合は、ライトニングネットワークを活用するとみられる。
ライトニングネットワーク
主にビットコインのブロックチェーンの処理をサポートするネットワークのこと。トランザクションをメインブロックチェーンの外部(=オフチェーン)で処理し、送金速度を速めたり、安価な送金を実現したりする役割を果たす。
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他の特徴
Damusとツイッターの大きな違いは、Damusは分散型であること。そのためDamusでは、ユーザーが自身のデータや投稿を管理することができ、検閲耐性がある。
アカウントを作成する際は、電話番号やメールアドレス、本名の登録が不要。メッセージは分散型のネットワークでやりとりされるため、単一障害点がないと公式ウェブサイトで説明している。