CoinPostで今最も読まれています

「ETHまたはXRPの現物ETFが次に米国で誕生しても驚かない」ValkyrieのCIOが見解示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の現物ETF

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Valkyrieの最高投資責任者(CIO)であるSteven McClurg氏は10日、「ブルームバーグ」の番組に出演し、仮想通貨の現物ETF(上場投資信託)について今後の見通しを語った。

その際、ビットコイン(BTC)の次に米国で「イーサリアム(ETH)またはXRPの現物ETFが誕生しても驚かない」と発言。米証券取引委員会(SEC)は日本時間11日、同国初となるビットコイン現物ETFの上場を承認した。ValkyrieのビットコインETFも含まれている。

関連11銘柄全てのビットコインETF上場へ、SEC米国史上初の現物ETFを承認

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

現物ETFは実際に仮想通貨を所有して運用されるため、投資家からの注目度が高い。

▶️仮想通貨用語集

今回の番組は、SECがビットコイン現物ETFを承認する前に収録。ブルームバーグのインタビュアーが、ビットコインの次の現物金融商品について質問した際に上記のように話している。

McClurg氏はイーサリアムについて、すでに現物ETFが複数の企業から申請されていることを指摘。昨年11月には、米資産運用最大手ブラックロック「iShares Ethereum Trust」という信託の登録書類を提出した際に大きな注目を集めた。

関連ETH大幅高、ブラックロックが現物型イーサリアムETF上場申請へ

また、XRPについては「最近の動向」に言及。McClurg氏はその際、米グレースケールがバスケット型投資信託「Grayscale® Digital Large Cap Fund」のポートフォリオを調整し、ポリゴン(MATIC)を除外してXRPとAVAX(アバランチ)を追加した例を挙げている。

関連グレースケールの仮想通貨バスケット型投資信託、XRPを3年ぶりに追加

なお、同氏は「我々がイーサリアムとXRPの現物ETFを提供するかはわからない」と話した。

申請済みの現物ETF

イーサリアム現物ETFで、すでに申請が確認されているのは以下の7商品。SECはビットコインの時と同様、これまでイーサリアム現物ETFの認否判断を一律に延期している。

SECは今回ビットコイン現物ETFで、11件全ての商品を同時に承認した。もともと公正を期すために複数の商品を同時に承認するとの見方が上がっていたが、アナリストは今回改めて「SECは特定の申請者に有利な立場を与えることを避けるため、個別審査を戦略的に遅らせ、複数のETFを同時に承認する方針を取っていた」と指摘している。

関連初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

イーサリアムの現物ETFについては、英金融大手スタンダードチャータード銀行が今月発表のレポートで言及。その際、2024年2Q(4月から6月)に承認される可能性があるとの見方を示した。

関連「ビットコイン現物ETFに今年14兆円超の資金流入の可能性」スタンダードチャータード銀が分析

同銀は、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長が「ビットコイン以外の仮想通貨は有価証券に該当する可能性がある」と過去に発言していたことがあるとしながらも、SECが複数の仮想通貨取引所を証券法違反で提訴した際に、イーサリアムを有価証券の例に挙げていないことを指摘した。

なお、SECはビットコイン同様、イーサリアムの先物ETFを先に承認している。

関連SEC控訴せず グレースケールのビットコインETF転換訴訟で

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア