はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社、米仮想通貨カストディ企業を買収 ライセンス拡大へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スタンダード・カストディを取得へ

米リップル社は13日、暗号資産(仮想通貨)カストディ企業Standard Custody and Trust Company(以下、スタンダード・カストディ)を買収すると発表した。

この動きは、リップル社による法規制の順守への取り組みを強調するもので、既存のサービスを強化し、新しい補完的なサービスを模索することも可能になるとしている。

スタンダード・カストディは、機関グレードの保管およびエスクロープラットフォームを提供している。ブロックチェーンソリューションを提供するPolySignの子会社だ。リップル社の広報は、買収には規制当局の承認が必要だが、取引が完了すればリップル社が唯一の株主になると述べた。

関連: 米地裁がSECの申し立て承認、リップル社にXRP販売書類の提出を要請

ライセンスを拡大中

スタンダード・カストディは米ニューヨーク州の金融サービス局(NYDFS)から信託会社としての認可を得ており、送金ライセンスも保有している。リップル社のモニカ・ロング社長は次のように説明した。

スタンダード・カストディが当社のポートフォリオにもたらすのは、米国における信託ライセンスを含む、重要な一連のライセンスだ。

様々な分散型金融サービスにブロックチェーンを使いたいと考える金融機関に対して、技術的な要素の他に、法的遵守の側面も提供できる必要がある。こうしたライセンスは、私たちが完全な包括的ソリューションを提供する上で鍵となる。

リップル社は、その子会社も含めて様々なライセンスを取得しているところだ。ニューヨークのビットライセンス、米国全土に渡る約40の送金ライセンス、シンガポール金融管理局からの主要決済機関ライセンス、アイルランド中央銀行の仮想資産サービスプロバイダーライセンスなどを保有している。

昨年には、スイスを拠点とするカストディ企業Metaco(メタコ)を買収した。

メタコは、機関顧客に仮想通貨、デジタル証券、NFT(非代替性トークン)など、多様なデジタル資産の保存、取引、発行プラットフォームを提供している。リップル社はこうした機能を活用して機関顧客向けサービスを拡大していく姿勢だ。

関連: リップル社、仮想通貨カストディ企業Metacoを買収

カストディとは

仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

XRPのETFを準備している可能性

リップル社は、決済とカストディという中核事業で、20の規制区域で商用カストディサービスを、世界70か国で決済サービスを展開している。

1月には、「仮想通貨関連ETFのイニシアチブを推進する」業務にも携わるシニア・マネージャーを募集しており、仮想通貨XRPのETF上場申請を準備している可能性も指摘されるところだ。

関連: リップル、XRPのETF上場申請を準備か 新たな求人情報

リップル社特集

XRP一時6%高、米判事がSECの中間控訴認めず リップル裁判 リップル社CEO、SECの仮想通貨規制や有価証券訴訟について見解示す
米リップル社CTO、XRPLedgerの今後について語る|WebXインタビュー ゲンスラーSEC委員長、リップル裁判の判決に初コメント
CoinPostアプリで優位性を 米SECが提訴した「リップル裁判」まとめ(20年12月〜23年10月)
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。
06:15
Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安
Bybitハッキング犯による40億規模のイーサリアム大量売却が仮想通貨に影響。ETHが前日比-6.3%。
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧