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今週の仮想通貨市場 主要銘柄の注目材料まとめ|8月の大規模アンロックなど

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暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(7/28〜8/2)

  • ビットコイン(BTC):60,514ドル -10.3%
  • イーサリアム(ETH):2,904ドル -9.9%
  • ソラナ(SOL):141.5ドル -23%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

今週30日(火)、米政府のものと思われるウォレットから新しいウォレットに、20億ドル(3,079億円)相当のビットコインが送金されたことが確認された。

移動されたビットコインはシルクロード事件の犯罪組織から押収された資金で、2.9万BTCに相当する。移動後、出どころのアドレスには、まだ20万BTCが残っている。

関連米政府、3000億円超相当のビットコインを移動 一部はカストディアンへ送金か

過去のパターンから、政府による売却懸念もあったが、データサイトArkhamは、一部のビットコインは機関投資家向けのカストディアンまたはサービスに入金されたとみている。

2日前にトランプ前大統領が「(共和党と政権交代してトランプが大統領に再就任した場合)米司法省は保有するビットコインを売却せず、国家戦略的備蓄として保持する」方針をビットコインカンファレンスで示したばかりだったこともあり、物議を醸した。

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時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアムは7月30日火曜日に、2015年7月30日のジェネシスブロック生成から9周年を迎えた。

2014年のICO価格(初期トークン販売)は約0.3ドル。9年間で1万倍以上の成長率を記録している。

先週米国証券取引委員会(SEC)が初めて9つのイーサリアム現物ETFを承認し、歴史的なマイルストーンを達成した。しかし、ETF管理手数料の高いグレースケールが提供するイーサリアムETFからの資金流出は続いており、4日連続で資金流入を超過していた。

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時価総額5位:ソラナ(SOL)

ソラナ財団は7月31日、従来の形式を一新した仮想通貨カンファレンス「Breakpoint 2024」を、9月20日と21日の2日間、シンガポールで開催すると発表した。

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これまでの仮想通貨カンファレンスとは大きく異なり、製品に関する基調講演、一流のゲストを招待した炉端談話、ラナネットワークの将来に関する討論、重大ニュースを発表する基調講演との4つのセッションに分けて行われる予定だ。

また、Web3ゲームを体験できるゲーマー村や開発者が競い合うためのハッカソンも提供する。

時価総額14位:アバランチ(AVAX)

レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ」に関しては新たな実用例が注目を集めている。

米カリフォルニア陸運局(免許センターに相当する部門)は、アバランチ上で4,200万台の自動車所有権登録デジタル化に成功。従来のシステムでは2週間かかっていた車両の名義変更が、DMV事務所に出向くことなく専用アプリを介して数分で終えられる

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8月トークン解除予定

トークンアンロックイベントでは、8月におよそ1,520億円分の仮想通貨が複数のプロジェクトから解除され、市場へ流通する見込みだ。

ICOやIEO(Initial Exchange Offering)などの資金調達後のロックアップ期間が終了し、プロジェクトチームやアドバイザーなどの創業メンバーや初期に投資したベンチャーキャピタル(VC)や個人投資家の保有するトークンの大量アンロックは供給量の増加につながり、市場価格に影響を与える可能性がある。

株式市場のIPO(新規株式公開)でも、既存株主(経営陣、従業員、初期投資家など)が保有する株式の一定期間売却を制限する仕組みとしてロックアップ制度が設けられている。

トークンアンロックのタイミングや条件は、プロジェクトのホワイトペーパーや公式サイトに記載されている。月単位で行われるものが多く、今年8月には下記の日程でアバランチ(AVAX)、スイ(SUI)、アプトス(APT)、ワームホール(W)など主要銘柄のアンロックが予定されている。

  • スイ(SUI):8月1日 5,000万ドル 流通数の2.56%
  • ワームホール(W):8月3日 1.8億ドル 流通数の33%
  • アプトス(APT):8月12日 8,000万ドル 流通数の2.4%
  • サンドボックス(SAND):8月14日 6,900万ドル 流通数の9%
  • アービトラム(ARB):8月16日 6,700万ドル 流通数の2.8%
  • アバランチ(AVAX):8月20日 2.68億ドル 流通数の2.42%

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