はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ、一新した形式でカンファレンス「Breakpoint 2024」を開催へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カンファレンス体験を刷新

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のエコシステムを支援するソラナ財団は7月31日、従来の形式を一新した仮想通貨カンファレンス「Breakpoint 2024」を、9月にシンガポールで開催すると発表した。

Breakpoint: ありきたりな仮想通貨カンファレンスではありません

これまでの仮想通貨カンファレンスとの大きな違いとしては、メインステージを同じ規模の二つに限定し、パネルディスカッションの代わりに四つの異なる形式で専門家の意見を聞く機会を提供するという。

製品やビジネスを中心とする「左カーブ」のステージでは、ユーザー向けにソラナプロジェクトの普及を推進する製品や話題、議論を紹介する。一方、技術とエンジニアリングを中心とする「右カーブ」のステージでは、開発者向けにソラナプラットフォームの採用を促進する製品や話題、議論を紹介する。

新しいセッションの形式

Breakpoint 2024では、以下の四つの異なる形式のセッションが行われる。

  • 製品に関する基調講演:Breakpointでローンチする製品やパートナーシップ、トークンなどについて、開発者が5つのスライドによる5分間のプレゼンテーションを行う。
    ソラナのアプリケーションレイヤーや開発者ツールが対象。
  • 炉端談話:二人の招待された一流のゲストが、ポッドキャストに似た形でテーマに沿ったディスカッションを行う。議論を交わしながら、お互いにトピックを探求する形のディスカッションとなる。
  • 討論:ソラナネットワークの将来に関するトピックについて、モデレータを交えて二人のパネリストが討論する。パネリストはある動議に関して、まず賛成か反対の立場をとって討論し、ハーフタイムの合図で逆の立場をサポートする議論を行う。
  • 基調講演:ネットワークにとって重大かつ大規模な発表やニュースを知らせる講演。
    過去の例では、Firedancerの発表に相当するもの。

ステージ以外の経験

Breakpoint 2024の参加者には、ステージ以外にも次のような体験が用意されている。

  • ベースキャンプ:ソラナエコシステムに参加している様々なチームが、Breakpointで存在をアピールする場。
  • ゲーマー村:Aurory、Star Atlas、Sonicなどソラナ上に構築されたオンチェーンゲームをプレイできる。また、ゲーム開発者が製品を披露する場ともなる。
  • Colusseumのアリーナ:ソラナでハッカソンを開催し、優勝者にアクセラレータプログラムと開発資金を提供する「Colusseum」が開催する、開発者のための作業スペース。
  • アクティベーション@Breakpoint:ソラナエコシステムのチームやアーティストによるユニークな実体験を提供。

Breakpoint 2024は9月20日と21日の2日間、シンガポールで開催される。

トークンの証券性

米証券取引委員会(SEC)は対バイナンス訴訟で、ソラナを含む12銘柄のトークンが有価証券にあたると主張していたが、7月29日に「第三者暗号資産証券」についての申立てを含む訴状の修正許可を求める意向を示した。

裁判を担当するエイミー・バーマン・ジャクソン判事は6月、「SECによる証券法に関する新たな解釈が従来の枠組みから逸脱しており、証券であるトークンとそうでないトークンとの明確な区別がつかない状態にしている」と認める判断を下していた。

SECは訴状を修正することにより、これらの仮想通貨に関する申し立ての妥当性について、裁判所が判断をくだす必要性をなくすとしており、同訴訟ではソラナなどのアルトコイン銘柄が、争点から除外される可能性が指摘されている。

このようなSECの場当たり的な姿勢は、未だトークンの証券性でSECと争っている米コインベースやリップル社にとっては、とても納得のいくものではないだろう。リップル社のガーリングハウスCEOは、このような対応は「SECによる偽善のさらなる証拠」であり、不明瞭なルールの適用によって業界の混乱をさらに悪化させていると厳しく批判した。

関連:リップル社、米SECによるソラナなどの証券性に関する訴え修正を「場当たり的」と批判

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:20
米ナスダック、SECの仮想通貨規制緩和を歓迎も有価証券分類の明確化求める
米ナスダックがSECに対し、仮想通貨が「実質的に株式」である場合は同等の規制を適用すべきとのコメントレターを提出した。
11:40
世界初のXRP現物ETF、ブラジルで先行取引開始 米国承認前に実現
ブラジル証券取引所B3で世界初のXRP現物ETF「XRPH11」の取引が4月25日に開始。Hashdexが運用する本ファンドはナスダックのXRP指数に連動する。
11:25
スイス中銀総裁がビットコイン準備金提案に反対表明、国民投票イニシアチブの行方は
スイス国立銀行総裁が、ビットコインは準備金として不適合だとの見解を示した。一方で国民投票を目指す「ビットコイン・イニシアチブ」は署名活動を継続中だ。
11:15
オソフ上院議員が批判 トランプ大統領のミームコイン晩餐会は「弾劾されるべき違反」
ジョージア州代表のオソフ上院議員がトランプ大統領のTRUMPコイン保有者向け晩餐会を「弾劾に値する犯罪」と批判。上位220名の保有者を招待する計画に対し、民主党議員からは利益相反の懸念が高まり、SECへの調査要請も行われている。
10:45
「ストラテジー社によるビットコイン寡占は深刻なリスクにならず」──『ビットコイン・スタンダード』著者見解
サイフェディアン・アモウズ氏が、企業によるビットコイン寡占リスクについて見解を示した。トランプ関税政策を批判し、ビットコインによる米国債務問題の解決策についても言及している。
10:15
世界経済の不確実性はビットコインにとって追い風=ブラックロック幹部
ブラックロックの幹部が世界経済の不確実性がビットコインの価値上昇につながると指摘。フィンクCEOは先月、米国の債務管理失敗によりドルの準備通貨地位がビットコインに奪われる可能性を警告。市場の地政学的分断が進む中、低相関資産としてのビットコインの役割が注目される。
08:40
ブラックロックのビットコインETF、BTC総供給量の2.8%を保有
世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(IBIT)がBTCの総供給量の2.8%を保有。58万2000BTCに到達し、今週単日で6.4億ドルの資金流入を記録した。
08:02
リップル社のトップ「現時点でIPOの必要はない」
リップル社のプレジデントは、同社がIPOを行う計画は現在はないと語った。財務は健全な状態にあるとし、買収などを行なって事業を成長させることに集中すると話している。
07:55
2026年までに世界の企業が300万BTC保有を予測 ビットコイン・マガジンCEO
ビットコイン・マガジンのベイリーCEOが上場企業によるビットコイン保有が急増すると予測。現在の70万BTCから2026年末には200万〜300万BTCに拡大の可能性。
07:25
ドラゴンチェーン(DRGN )価格が2倍以上急騰、米SECの訴訟取り下げを受け
米SECとドラゴンチェーンが4月24日、新政権下の「政策的観点」を理由に2022年から続く未登録証券訴訟の取り下げを共同申請した。
06:40
米SEC新委員長初参加の円卓会議、仮想通貨業界に「大きな恩恵」期待──前任ゲンスラー氏の厳格路線を批判
米SEC新委員長アトキンス氏が就任4日目の円卓会議で仮想通貨からの「大きな恩恵」を期待すると発言。バイデン政権下の厳格路線を批判し、「目的に合った合理的な規制枠組み」確立を目指す。
06:10
前週比65%以上高騰、仮想通貨SUI(スイ)がビットコインやイーサリアムを大幅アウトパフォーム その背景は?
仮想通貨Suiが週間66%高騰し主要銘柄を上回る急成長。グレースケールSUIトラスト設立やxPortalマスターカード提携がけん引。TVLは40%増、DEX取引量は177%増と実需も拡大中。「次のソラナ」との期待も。
04/25 金曜日
21:03
コインチェック、PEPEなど4銘柄を新規取扱いへ
仮想通貨取引所コインチェックは5月13日、PEPE・MASK・MANA・GRTの取り扱いを開始する。取引所の板取引銘柄は25へ拡大し、販売所・つみたて・貸暗号資産など全サービスで対応。
13:44
取引所のビットコイン残高が過去6年の最低水準に、企業購入加速も懐疑的な見方浮上
フィデリティの報告によると、取引所のビットコイン供給量が2018年以来最低の約260万BTCに減少した。上場企業による大量購入が背景にあり、この傾向は今後加速するとフィデリティは予測している。
11:30
ステーブルコイン市場、2030年まで最大500兆円規模へ シティが成長シナリオを予測
シティグループが、ステーブルコイン市場は2030年までに最大3.7兆ドル規模に成長すると予測した。また、そのうち米ドル建てコインが90%のシェアを維持すると見ている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧