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企業のビットコイン保有・運用支援を強化
Animoca Brands株式会社（Animoca Brands Japan）は12日、暗号資産（仮想通貨）ビットコイン（BTC）を基盤とした分散型金融（BTCFi）プロトコルを提供するSolv Legos Ltd（Solv Protocol）と、デジタルアセットトレジャリー（DAT）領域での戦略的協力に向けた覚書（MOU）を締結したと発表した。
両社は、日本の上場企業におけるビットコイン保有・運用の高度化を共同で支援する方針だ。
Solv Protocolは、1兆ドル規模への成長が見込まれる「ビットコイン・ネイティブ金融エコシステム」の構築を目指すプロジェクトで、BTCステーキングを容易にする技術基盤「Staking Abstraction Layer（SAL）」を開発している。
SALを基盤とした代表的プロダクト「SolvBTC」は、Solv Protocolが準備金として保有するBTCを1：1で裏付ける仕組みを採用。高いセキュリティを維持しつつ、貸付やイールドファーミング（金獲得戦略）などのDeFi（分散型金融）運用に参加できる。BTCを売却せず利回り機会を得られる点が特徴だ。
Animoca Brands Japanは2025年9月、企業のデジタルアセット管理を支援する「デジタルアセット・トレジャリー・マネジメント支援事業」を本格化すると発表している。
同社は、デジタルアセットの保有支援に加え、ステーキング、レンディング、DeFiイールドファーミングなどの積極運用、さらにはWeb3事業参入まで、企業の財務戦略やリスク許容度に応じた最適な運用設計をトータルでサポートする。
今回のMOU締結により、Animoca Brands Japanはデジタルアセットの「保有」にとどまらず、「トレジャリー運用」や「暗号資産レンディング」を含む包括的な支援を強化する。両社は、企業の持続的成長と企業価値向上に資するビットコイン財務の新たな選択肢を提供していく考えだ。
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