はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨デリバティブ取引の担保にBUIDLの活用を」ブラックロックがバイナンスらと検討=ブルームバーグ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所と検討

米大手資産運用企業ブラックロックは、自社の「USD機関デジタル流動性ファンド(BUIDL)」を暗号資産(仮想通貨)のデリバティブ取引の担保に使用できないか探っていることがわかった。複数の情報筋の話として「ブルームバーグ」が19日に報じた。

現在は、ブラックロックとパートナー企業のセキュリタイズが、数社の仮想通貨取引所と話し合いを始めた段階。対象の取引所の具体例では、バイナンス、OKX、Deribitの名前が上がっている。

関連ブラックロック、RWAトークン化企業Securitizeの73億円調達を主導

デリバティブとは

仮想通貨や株式といった元になる資産から派生した金融商品のこと。代表的なデリバティブに先物取引、オプション取引などがある。

▶️仮想通貨用語集

BUIDLはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で発行されているファンド。2024年3月に正式発表され、すでにローンチしている。1トークンあたり1ドルの価値を有するステーブルコインのような特徴を持ち、所有者が金利を獲得することができる金融商品だ。

現在はすでに、FalconXとHidden Roadのプライムブローカー企業2社が、BUIDLを担保に使用できるようにしているようで、ブラックロックはBUIDLの利用範囲を広げて、実用性を高める狙いがあるとみられる。

先月には、合成資産プロトコルのEthenaが、BUIDLを裏付けにしたステーブルコイン「UStb」を発行する計画を発表していた。

なお、今回のニュースを受け、BUIDLを準備資産として運用するOndoのガバナンストークン「ONDO」は前日比10%以上上昇。Ondoが発行する短期国債トークン「OUSG」の準備資産の大部分はBUIDLにある。

関連ONDOの買い方 米国債ファンドを担保に発行するステーブルコインUSDYの将来性

BUIDLの動向

BUIDLは、ブラックロックという伝統金融の大手企業がブロックチェーンを活用して現実資産(RWA)をトークン化した事例として大きな注目を集めている。本記事執筆時点における時価総額は、5.5億ドル(約822億円)超だ。

関連ブラックロックの米国債RWAファンド、4ヶ月で800億円の資金流入

関連現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは

今年4月には、米ドルステーブルコイン「USDC」を発行するフィンテック企業サークル(Circle)が、BUIDLを送信できる機能を発表。この機能を使用すると投資家は保有するBUIDLを流通市場でサークルに送信し、USDCと交換(償還)できるようになる。

BUIDLの持分を売却したいがデジタル上のドルは保有しておきたい投資家に対し、透明性と信頼性の高い交換手段を提供することが、この機能の目的だとした。

関連ブラックロックのRWAファンド、いつでもUSDCと交換可能に

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧