はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「米国史上最も仮想通貨に肯定的な議会」誕生か 共和党が上院の過半数奪還

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

仮想通貨肯定派の躍進

5日の米大統領選と同時に行われた米連邦議会選は、暗号資産(仮想通貨)に肯定的な候補者が否定的な候補者よりも多く当選している。

大統領選の方が注目度は高いが、仮想通貨の規制整備の観点からは議会選も重要。仮想通貨に肯定的な議員が多く占めることになれば、業界や相場にとって追い風が吹く可能性が高まる。

関連米大統領選でドナルド・トランプが返り咲く 仮想通貨相場への影響は

本記事執筆時点における当選議員数は以下の通りで、左が下院で右が上院。そして、緑の方の数字が仮想通貨に肯定的な議員の数を表している。議会の過半数は下院が218、上院が50だ。

この数を集計しているのは、米大手仮想通貨取引所コインベースが立ち上げた非営利組織「Stand With Crypto」。同社のブライアン・アームストロングCEOは6日、議会選の結果を受けて以下のようにコメントした。

米国史上最も仮想通貨に肯定的な議会に加わった新しい議員を歓迎する。

今回の選挙で仮想通貨の投票者は、党派を超え、米国で鍵となる選挙戦で強く声を上げた。米国民は仮想通貨に非常に関心があり、デジタル資産のための明確な規制を望んでいる。

我々は、明確な規制を整備してくれる新しい議会と協業できるのを楽しみにしている。

米議会選では、党として仮想通貨支持を強く表明している共和党が上院の過半数を奪還。下院は本記事執筆時点では結果は確定していないが、共和党がリードしている。

関連米大統領選の影響でビットコイン高騰、過去最高値更新で75000ドル(約1200万円)に

仮想通貨市場への影響

仮想通貨に肯定的な議員がより多く当選して、「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法(FIT21)」の法案可決のような規制整備の推進に期待が高まる一方で、仮想通貨肯定派の候補が破れている例もある。

関連SECゲンスラー委員長反対も、仮想通貨重要法案「FIT21」は下院通過

マサチューセッツ州では仮想通貨に批判的なことで知られるエリザベス・ウォーレン氏が、仮想通貨肯定派のジョン・ディートン氏に勝利。ウォーレン氏は、選挙キャンペーンで「仮想通貨に反対する勢力(anti-crypto army)」を結成するとも述べている。

関連仮想通貨否定派ウォーレン上院議員、マサチューセッツ州で再選

仮想通貨取引所Bitfinexのアナリストは「Decrypt」に対し「仮想通貨相場、特にビットコイン(BTC)の価格は、選挙の前後である11月の最初の10日間は価格変動が大きくなると我々は予想している」と説明。

ボラティリティとは

価格変動性のこと。相場のボラティリティが大きければ大きいほど、ハイリスク・ハイリターンと言える。

▶️仮想通貨用語集

そして「政治に不確実性があったり、財政が不安定になって安全資産として需要が高まったりすれば、ビットコインが上昇することはよく起こりうる」とも述べた。

関連米大統領選後のビットコイン、値動きは2016年に類似か=CryptoQuant

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧