はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アルゼンチン、ビットコイン・イーサリアム現物ETFの提供を承認 BTC準備金法案提出も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨現物ETFの取引を承認

アルゼンチンの証券規制当局は5日、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFを含む米国ETF(上場投資信託)の国内での取引を承認した。

アルゼンチンの投資家が現地市場を通じて外国の株式やETFに投資できるようにする「CEDEAR」プログラムを通して提供するものだ。

国家証券委員会(CNV)のロベルト・E・シルバ会長は、新しい投資オプションの承認は「アルゼンチンを最も発展した国際市場の水準に引き上げる」ものであると話した。

CEDEARにより、アルゼンチンではビットコインやイーサリアムのETFへの投資が初めて可能になる。その他、ゴールド(金)ETF(GLD)や、逆連動型のS&P500、中国株式市場指数への投資もできるようになった。

関連米国ビットコインETFの売却損益は分離課税に 国税庁の見解と押さえておきたい注意点|寄稿:泉 絢也

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

ビットコイン準備金法案の提出

アルゼンチンでは2023年11月、ビットコインを支持するハビエル・ミレイ氏が大統領に選出された。ミレイ大統領はその後、仮想通貨よりは米ドル化政策に焦点を当てているものの、仮想通貨関連の動きも浮上している。

同年12月、ダイアナ・モディーノ外交・国際通商相は、ビットコインなどの仮想通貨が契約書に使用可能になったと発表した。

関連アルゼンチンの新政権、ビットコインの契約書利用を許可

また、共和国提案(PRO)党のマルティン・イェザ議員らが今年11月、アルゼンチンの中央銀行がビットコインを準備金として購入、保有、採掘できるようにする法案を提出している。

仮想通貨にどれほどの割合を充てるかについては、中央銀行自身の裁量に委ねられているとする内容だ。

イェザ議員は、アルゼンチンのブロックチェーン起業家サンティアゴ・シリ氏のアイデアに触発されたとしている。シリ氏は2014年、国家準備金の1%をビットコイン購入に割り当てることを提案していた。

シリ氏はこの法案については大統領の意向に左右されるところもあると述べた。PRO党の関係者は、次のようにコメントしている。

もしシリ氏の提案が実現していれば、2014年に45万2,000ビットコインが2億8,000万ドルで購入されていた。このビットコインは現在では370億ドル(約5.6兆円)になっていたはずだ。

確かに仮想通貨にはボラティリティがあるが、長期的には真剣に検討する価値がある。

米国でも、仮想通貨支持のドナルド・トランプ氏が大統領に再選したことで、国家のビットコイン準備金構想で気運が高まっているところだ。

関連ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

関連トランプ次期大統領「就任早々のビットコイン15万ドル到達を望む」=報道

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧