はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン3日連続史上最高値更新するもFOMC前の警戒感で調整 仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(12/18 AM7時)

暗号資産(仮想通貨)市場では、日本時間17日夜にビットコイン(BTC)が一時的に急騰し、北米時間で3日連続の史上最高値を更新した。同日に、主要アルトコインのイーサリアム(ETH)は円建てで史上最高値を更新。さらに、リップル社のステーブルコイン参入を受け、XRPも上昇する動きを見せた。

関連XRP価格が10%以上高、リップルステーブルコイン「RLUSD」立ち上げを受け

出典:Tradingview

12月17〜18日相場状況

ビットコインは17日夜、10万8千ドルを突破して史上最高値を更新。しかし、FOMCの結果公表を控えた市場全体がポジション調整による売りに押される中、ビットコインも同様に18日未明にかけて低調な動きとなった。

現状分析(12/18日AM7時)

ステーブルコイン市場に目を向けると、FOMCでの利下げ期待を背景に米国債利回りが低下しており、長短金利差(10年債-2年債利回り)の拡大傾向も確認されている。このような環境は、発行会社にとって収益性の向上に寄与しており、代表的なステーブルコインであるUSDTの発行額増加につながっている。実際に、USDが売られUSDTが買われる動きが断続的に続いており(下画像青枠)、総発行額は増加を続けている。

暗号資産市場では、ステーブルコインを介して暗号資産が購入されるケースが主流であり、流通量の増加は投資家の買い余力を高める要因となっている。

今後の重要な経済指標

17日に発表された米国の小売売上高が市場予想を上回ったことから、インフレ率の上昇懸念が再燃している。19日のFOMCでは利下げ決定の見通しが根強い一方で、同時に公表される政策金利見通し(ドットチャート)では来年の利下げ回数が減る可能性も浮上しており、金融市場全体で警戒感が強まっている。

  • 12/19 米FRB政策金利(FOMC)
  • 12/20 メキシコ中銀政策金利 12月
  • 12/20 米コンファレンスボード消費者信頼感指数 11月

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

関連「来年のビットコインは18万ドル超に達する可能性」Bitcoin Suisseが仮想通貨領域を分析

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:40
米上院、仮想通貨反対派SEC委員の再任投票を見送り 退任可能性高まる
米上院銀行委員会が、仮想通貨反対派クレンショー氏のSEC委員再任投票を見送った。新SEC体制では仮想通貨肯定派が過半数になる見込みだ。
11:00
2025年のビットコイン市場について3つの予測=Bitfinex
仮想通貨取引所Bitfinexが2025年のビットコイン市場について3つの予測を行った。価格は最高20万ドルに達する可能性があるとしている。
10:35
INTMAX、L2決済ソリューションをテストネットでローンチ
仮想通貨イーサリアムのL2プロジェクトINTMAXは、決済ソリューションをパブリックテストネットにローンチ。イーサリアムのL2として、ステートレスな決済ソリューションを提供するのは世界初だという。
09:44
アービトラム・スタイラスがもたらすWeb3開発の新時代
アービトラムの新技術『スタイラス』の詳細解説。EVMとWASMの統合による多言語開発対応、ガス効率の大幅改善など特徴を網羅。Web3ゲーム開発におけるメリットと実装例から将来性を探る。
09:40
EU議員が戦略的ビットコイン準備金を提案、CBDCには反対
欧州議会議員のサラ・クナフォ氏は、欧州連合に対して戦略的ビットコイン準備金の確立を求め、デジタルユーロの発行計画を拒否するよう主張している。
08:45
仮想通貨ETF、25年に米国で増加の見方
2025年に米国で仮想通貨ETFの数が増加するとブルームバーグのアナリストはみている。ビットコインとイーサリアムを組み合わせたETFなど、具体的に承認される可能性のある商品を予想した。
08:35
戦略的ビットコイン準備金の草案、ビットコイン政策研究所がトランプ次期大統領に提出へ
ビットコイン政策研究所は17日、トランプ次期大統領が就任直後に提出予定の「戦略的ビットコイン準備金」に関する大統領令の草案をまとめ、その内容を公開した。
07:49
ビットコイン3日連続史上最高値更新するもFOMC前の警戒感で調整 仮想通貨アナリストが相場分析|仮想NISHI
仮想通貨市場では、日本時間17日夜にビットコインが一時的に急騰し、北米時間で3日連続の史上最高値を更新した。同日に、主要アルトコインのイーサリアムは円建てで史上最高値を更新。
06:50
マイクロストラテジーの破綻は非現実的か、CryptoquantのCEOがビットコイン清算価格帯を分析
米ナスダック上場のマイクロストラテジーのビットコイン清算価格は、仮想通貨コミュニティ内で常に議論の的となっているが、CryptoQuantのCEOであるKi氏は小惑星が地球に衝突するときくらいだと揶揄した。
06:20
Pudgy Penguinsの仮想通貨PENGUエアドロップで波乱、150万円が数秒で450円に
Pudgy Penguinsコレクションのフロア価格はエアドロップ開始に伴い暴落している。エアドロップへの期待で最近価格が暴騰し一時NFT1つの価格がビットコインの1BTCの価格を超えていたが、現在は前日比47%ほど急落し17.20 ETHとなった。
05:40
XRP価格が10%以上高、リップルステーブルコイン「RLUSD」立ち上げを受け
仮想通貨XRPは17日、一時前日比13%以上上昇。また、過去7日間では23.3%の上昇率を見せた。
12/17 火曜日
19:30
メタプラネット、ビットコイン購入資金45億円を調達
「メタプラネット(3350)がビットコイン購入資金として45億円の無利息社債を発行。さらに最大50億円の追加調達も予定。11月末発表の新株予約権95億円と連動した資金調達で、株価は急騰し時価総額1500億円を突破。ビットコイン投資を加速する新たな成長戦略が始動。
15:38
なぜミームコインはここまで人気化しているのか? バイナンスが分析
仮想通貨取引所バイナンスがミームコインの人気の秘密を分析している。経済的チャンスと文化的価値の融合、投資リスクなどを説明した。
12:54
「BTCは来年18万ドル超へ」Bitcoin Suisseが市場予測
ビットコインスイスは、2025年の仮想通貨領域の予想を公開し、ビットコインは18万ドルから20万ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示した。イーサリアムやソラナについても予測を行っている。
12:32
ビットコイン最高値更新でメタプラネット大幅続伸、米国市場ではマイニング関連銘柄が買われる
仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)が過去最高値を再び更新。これを受け日本株ではメタプラネットが大幅続伸している。米国市場では、マラやライオットなどマイニング関連銘柄が物色された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧