はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『優勝賞金は1ビットコイン』 ネットフリックス番組「House of Streams」 イギリスとアイルランドでNetflixが配信 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1ビットコインが賞金に

地中海の島国マルタ共和国で撮影・製作されたリアリティ番組「House of Streams」が、優勝者に賞金として1ビットコイン(BTC)を提供することで、注目を集めている。

「House of Streams」は、Stream House Media Productionsが手掛けるリアリティ番組で、2025年6月18日に英国とアイルランド向けにNetflixで公開予定だ。出演者はライブ配信サービス「Twitch」で活躍する8人の人気ストリーマー。アメリカ、イギリス、オーストラリアなど複数の異なる国から集まり、マルタの別荘で2週間の共同生活を送りながら、現在1,500万円相当の1ビットコインをかけて競い合う。

8人の出演者が活躍するソーシャルメディアのフォロワー数合計は400万人を超えている。

House of Streamsは、リアリティ番組ならではの脚本なしという設定に加えて、Twitchの機能である視聴者とのリアルタイムのチャットが実現されたところが大きな特徴となっている。番組全てが24時間途切れることなく生放送され、視聴者は出演者とリアルタイムで交流。出演者がさまざまな課題や競技に挑戦する中、視聴者はリアルタイムでその意思決定に参加する。

視聴者とのインタラクションが番組で起こる出来事に影響を与えることが可能になったことが、画期的な試みとして注目されている。

プロデューサーのマーク・ホランド氏は、番組をさらに盛り立て、際立たせることを目的として、ビットコインを優勝賞金に選んだ。「最終的な賞品が単純な賞金やモルディブ旅行では、あらゆる面で他とは一線を画すHouse of Streamsの独自性を表現できないと考えた」とホランド氏は語る。

ホランド氏によると、ビットコインの大きな価格変動も同番組の副題となる構想だという。

撮影開始時の賞金は1万6,000ユーロ(264万円)だったが、今では史上最高額(執筆時価格:92,571ユーロ=1,527万3,000円)に達し、ほとんどのリアリティ番組の賞金を上回っている。

マルタの仮想通貨事情

マルタは、2018年に「ブロックチェーン島」を目指すというビジョンを掲げ、ブロックチェーンと暗号資産(仮想通貨)に関する包括的な規制枠組みを世界で導入した最初の国の一つとなった。

当時の首相であったジョセフ・ムスカット氏は、「ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨はお金の未来となる」と発言。また、ブロックチェーンは金融分野の自由化だけでなく、医療や人道支援の面でも新たなインフラとなると期待していると述べた。

マルタは同年、ブロックチェーン/仮想通貨に関する三つの主要な法律を制定し、ブロックチェーン関連ビジネスの法的基盤を整備した。

  • マルタ・デジタルイノベーション庁法(MDIA法):ブロックチェーン技術の推進と規制を担当する機関を設立
  • 革新的技術取り決め及びサービス法(ITAS法):技術サービスプロバイダーの登録制度及びガイドラインを規定
  • 仮想金融資産法(VFA法):分散型台帳技術(DLT)を利用した金融資産を定義し、仮想通貨に関する規制を定め、投資家保護と市場の健全性を確保

2025年現在、マルタは欧州連合(EU)の包括的な仮想通貨規制MiCA導入に伴い、自国の規制をEU基準に適合させる形で調整を進めている。

関連:量子コンピュータvsビットコイン 1BTCをかけた解読コンテスト開催

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧