はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガンが「JPMD」商標出願、新ステーブルコイン開発か?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たにデジタル資産事業を計画か

米最大手銀行JPモルガン・チェースは15日、新たにブロックチェーンベースのサービス「JPMD」の商標出願を行った。暗号資産(仮想通貨)コミュニティの一部は、この出願はステーブルコインと関連があるのではないかと推測している。

出願書は米国特許商標庁(USPTO)に受理されたが、まだ審査官は割り当てられていない。

内容としては、決済からデータ送信まで、デジタル資産エコシステムのほぼあらゆる側面に関係する幅広い「商品/サービス」が書かれている。

例えば、「仮想通貨、デジタル通貨、デジタルトークン、決済トークン、分散型アプリケーショントークン、ブロックチェーン対応通貨といったデジタル資産の取引、交換、振替、支払サービスの提供」がある。

その他に、「金融サービス、すなわち、グローバルコンピュータネットワークを介してオンラインコミュニティのメンバーが使用するためのデジタル資産の電子転送」や「分散型台帳技術による資産の財務管理」など様々な金融サービスについて広範に記述されている格好だ。

ステーブルコインという言葉は使われていないものの、「JPMD」の頭文字「D」が、「ドル」を意味しており、「JPモルガン・ドル」ではないかと推測する向きもある。

既存の米ドル建てステーブルコインの名称は「USDT」「USDC」「PYUSD」など、「D」がドルの略として使われているケースが多い。

ドナルド・トランプ一族が進めるDeFi(分散型金融)プロジェクト「World Liberty Financial(WLFI)も、3月にドル建てステーブルコイン「USD1」を発行開始した。

関連:トランプ一族のワールドリバティ、ステーブルコイン『USD1』立ち上げへ

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、ビットコイン(BTC)に対する懐疑的な姿勢を示してきたことで知られるが、同社はブロックチェーン技術には積極的だ。

2020年時点で、イーサリアム(ETH)基盤のプライベートブロックチェーン「Kinexys(旧称Onyx)」を立ち上げている。

このプラットフォームはJPモルガンが開発したデジタル通貨「Kinexys Digital Payments(旧称:JPMコイン)」を利用して、トークン化資産の取引やグローバル決済を支援するものだ。

Kinexys Digital Paymentsは、米ドル、英ポンド、ユーロのいずれかに1:1でペッグされた、高度にカスタマイズされたステーブルコインとして機能。これまでに、銀行間および銀行内送金、国際取引など、累計1.5兆ドル(約217兆円)以上の取引を処理したと報告されている。

米国上院では、米国時間16日にステーブルコイン規制法案「GENIUS」の最終採決が実施される予定だ。もし法案が上院を通過すれば、下院での審議に移行する。

ステーブルコイン規制法案の進展などを受けて、USDC発行企業サークル社の株式は16日、史上最高値を再び更新した。

関連:サークル株価 史上最高値更新、米ステーブルコイン規制法案採決と大手企業参入期待で高騰

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1800万円目前で揉み合い、米規制緩和進展が下値支え|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1800万円を窺う展開。史上最高値更新後の高値揉み合いが続く中、米下院でのジーニアス法案可決など規制緩和の進展が相場を支援。トランプ政権の仮想通貨政策レポート公表を22日に控え、戦略的ビットコイン備蓄の具体策にも注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法署名に高い関心
今週は、ビットコインの価格予想、古参ビットコイン大口保有者の動向、トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法への署名に関する記事が最も関心を集めた。
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧