はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国製「トランプモバイル」発表、トランプ一族企業が携帯電話に参入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5G通信やスマートフォン提供へ

ドナルド・トランプ氏が所有し、その家族が経営する不動産開発・管理会社トランプ・オーガニゼーションは16日、新しく携帯電話サービス「トランプモバイル」を開始すると発表した。

トランプモバイルは、米国の主要な携帯電話会社3社を通じて5Gサービスを提供。サービスの中核を成すのは、月額47.45ドル(約6,900円)で利用できる主力プラン「47プラン」だ。

この価格設定は、ドナルド・トランプ氏が第45代、第47代の米国大統領を務めていることにちなんでいる。加入者は、主に以下の特典を受けられる。

  • 通話、テキストメッセージ、データ使い放題
  • Drive Americaによる24時間365日ロードサイドアシスタンス
  • バーチャル医療、メンタルヘルスサポート、処方薬の簡単な注文・配達を含む遠隔医療サービス
  • 海外の米軍基地を含む100か国以上への無料国際通話
  • 信用調査不要

トランプモバイルは、サービスセンターに電話を一本入れるだけで、現在使っている電話から簡単に同社のSIMに切り替えることができるとアピールしている。

また、トランプモバイルは9月に「T1 Phone」も発売予定だ。価格は499ドル(約72,000円)を予定。米国で設計・製造された、ゴールドカラーのスマートフォンになると予告している。

トランプ大統領の息子で、トランプ・オーガニゼーションの上級副社長を務めるエリック・トランプ氏は、次のようにコメントした。

勤勉なアメリカ国民は、自分たちの価値観を反映し、信頼できる品質のワイヤレスサービスを手ごろな価格で利用する権利がある。私たちは特に、軍人およびその家族に無料の長距離通話を提供できることを誇りに思う。

ドナルド・トランプ一族はDeFi(分散型金融)プロジェクト「World Liberty Financial(WLFI)も進めており、3月にはドル建てステーブルコイン「USD1」を発行したところだ。

また、ソーシャルメディアプラットフォーム「Truth Social」運営企業トランプ・メディアはビットコイン(BTC)財務戦略を開始する計画だ。

関連:SECが承認 トランプ・メディアがビットコイン財務戦略開始

一方で、今回の発表には疑問の声も上がっている。まず、「米国で設計・製造された」スマートフォンの実現性である。現時点ではサプライチェーンなどの問題から、米国でスマートフォンをゼロから製造することは不可能だとの指摘が上がっている。

たとえばBBCによると、CCSインサイトのアナリスト、レオ・ゲビー氏は、海外から部品を輸入して米国でデバイスを組み立てることで、「米国製」と主張するのかもしれないと意見した。

さらに、トランプ大統領の利益相反について追加の批判材料ともなっている。

ワシントンの責任と倫理のための市民団体(CREW)の広報ディレクター、メーガン・フォークナー氏は、トランプ・モバイルは、「トランプ大統領が在任中に私的に利益を得るための新たな手段」だと表明した。

これまでにも、トランプ大統領の公式ミームコイン発行や、WLFIによるステーブルコイン「USD1」発行は利益相反にあたるとの批判が特に民主党から上がっている。

一方トランプ大統領は先月、公式ミームコイン「TRUMP」から金銭的な利益を得ているという主張を否定した。

関連:「金銭的利益を得ておらず」トランプ大統領、ミームコインでの収益疑惑を完全否定

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/03 月曜日
13:40
欧州が仮想通貨・証券の統一監督機関設立を検討 米SECモデルに
欧州委員会が仮想通貨・証券取引所を一元監督する機関を構想している。米証券取引委員会をモデルにしており、ESMAの権限拡大案も検討していると伝えられる。
13:36
FTX債権者は仮想通貨上昇分の恩恵受けられずか 債権実質回収率の試算は9%~46%
仮想通貨取引所FTXの債権者は破綻時の現金相当額で弁済されるため、債権者はビットコインなどの上昇分を受け取れないことになる。債権者代表は、実質回収率は9~46%と推算した。
10:25
仮想通貨Zcash、プライバシー取引機能をさらに強化へ 新ロードマップ公開
匿名機能を重視する仮想通貨Zcashが2025年10~12月期のロードマップを発表した。プライバシー機能を大幅強化し、スワップ毎の使い捨てアドレスなどを導入する計画だ。
09:00
Sui DEX「Momentum」、11月上旬にTGE予定 累積取引量250億ドル超でエコシステム基盤化
Sui最大のDEX「Momentum」、210万人のユーザーを獲得。投票型ガバナンスで投票者自身が報酬配分を決定し、プールの手数料を得る仕組みで流動性の安定化を目指す。
07:00
【流通額1億円突破】JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11/02 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フランスのビットコイン戦略的備蓄法案提出やソラナETFの米上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
11:30
ビットコインは売られ過ぎ水準、来週の指標次第で利下げ期待強まるか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインは逆三尊形成中でギリギリの水準。来週のISM統計で景気減速が確認されれば12月利下げ期待が強まり、11.6万ドルのネックライン到達も。今後の展望を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本人新規登録停止に高い関心
今週は、日本初のステーブルコインJPYC始動、SBIインシュアランスグループによる株主優待へのXRP導入、仮想通貨取引所Bybitによる日本人の新規登録停止に関する記事が関心を集めた。
07:30
米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど
ビットコインやイーサリアムに続き、ソラナやリップルなど多数のアルトコインETF申請が進行中。2025年の米国規制環境で加速するETF審査状況を整理しました
11/01 土曜日
13:50
ステーブルコイン覇権争い激化 テザーが過去最高益、USDCは機関投資家採用加速
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第3四半期報告書を公表し年初来利益が100億ドルを超えたことを明らかにした。米国債保有額は1350億ドルに達し国別ランキング17位相当。
13:20
仮想通貨市場の現状、センチメント冷え込み=CryptoQuant分析
CryptoQuantがビットコインとイーサリアムの週間市場レポートで投資家の慎重姿勢を指摘した。現物ETFや先物ベーシスなどの指標から市場のセンチメントが冷え込んでいると述べる。
10:20
イオレがSBI VCトレードと提携、ビットコイントレジャリー事業強化へ
イオレがSBI VCトレードと提携し、法人向けサービスを活用したビットコイン取引・保管・運用を開始した。Neo Crypto Bank構想の実現に向けSBIグループとの初の具体的連携となる。
09:50
チェンジHD、JPYCで地方創生へ ふるさと納税・インバウンド決済に円ステーブルコイン導入検討
チェンジホールディングスが日本円ステーブルコインJPYCを活用した地方創生に着手する。「ふるさとチョイス」での決済導入検討やインバウンド事業での実証実験を計画している。
09:20
欧州中央銀行がデジタルユーロ開発加速、2029年導入目指す
欧州中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)デジタルユーロの開発を次段階に進めることを決定した。2027年にパイロット実験を開始し、2029年の正式導入を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧