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スタンダードチャータード「イーサリアム財務企業がETFより優位」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

スタンダードチャータードの見解

スタンダードチャータード銀行のデジタル資産リサーチ部門責任者ジェフリー・ケンドリック氏が8月7日の投資家ノートで、イーサリアム財務企業がその現物ETFよりも強い投資根拠を持つとし、「非常に投資しやすい」資産になったとの見解を示した。

ケンドリック氏はイーサリアム(ETH)財務企業の純資産価値(NAV)倍率が「正常化を開始」し、1倍超を維持する見通しだと説明した。NAV倍率は時価総額をETH保有価値で割った指標で、これら企業が投資家に規制裁定機会を提供するため1倍を下回ることはないとの見解を示している。

NAV倍率の正常化により、ETH財務企業はETH価格上昇、ステーキング報酬、ETH保有量増加へのアクセスを提供するという。一方で米国ETF現物は現在ステーキングや分散型金融への参加ができないため、財務企業の方が優位性があるとしている。

同氏は特にコンセンシスとイーサリアム共同創設者ジョー・ルービン氏が支援するシャープリンクゲーミング(SBET)を挙げている。SBETは最も長期間運営されているETH財務企業で、NAV倍率が1倍超まで回復したと評価し、8月15日予定のシャープリンクのQ2決算発表が、この急成長資産クラスに関する更なる情報を提供するとみている。

また、ライバル企業であるビットマイン(BMNR)は全ETHの5%蓄積を目標とする最大のETH財務企業となっている。

関連:米ビットマイン、イーサリアム保有額4500億円超

ETH財務企業は6月以降、流通ETHの1.6%を購入し、同期間のETFによる購入ペースと同水準に達したとケンドリック氏は指摘。同氏は先週、ETH財務企業が全ETH流通量の10%保有まで成長する可能性があると予測しており、現在の保有量の10倍規模への拡大を見込んでいる。

関連:米SEC、「リキッドステーキング活動は有価証券に該当せず」

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