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SBI北尾会長×堀江貴文氏対談:ステーブルコイン決済とWeb3メディア変革への展望|WebX2025

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

特別対談

WebX2025 Day1のBitLending Stageにて、SBIホールディングスの北尾吉孝会長とホリエモンの愛称で知られる実業家の堀江貴文氏による対談が実施された。

両氏は、従来の広告依存型ビジネスモデルからの脱却と、ブロックチェーン技術を核とした新たな収益構造の必要性について一致した見解を示した。

Web3技術によるメディア産業の構造改革

かつてのライブドアによるフジテレビ買収未遂の経験を踏まえ、堀江氏は現在のテレビ業界について、「広告収入に過度に依存した脆弱な収益構造が課題である」と指摘し、DAO(分散型自律組織)のガバナンストークンを活用した新たな資金調達モデルを提案した。このモデルは、スポンサーへの忖度によるコンテンツの魅力低下という根本的な問題を解決し得ると主張している。

さらに同氏は、「NetflixやAmazon Prime Videoを凌駕する規模のプラットフォーム構築も可能だった」と振り返り、Web3技術とクリプト経済を融合させたグローバルメディアネットワークの実現が、技術的・経済的に十分に実行可能であると強調した。

SBIグループとのステーブルコイン決済事業

北尾氏は、SBIグループの金融インフラを活用したステーブルコイン決済システムの構築について言及。既存の証券口座約1400万口座のユーザーベースを活用し、ブロックチェーン技術による低手数料決済サービスの展開を検討している。

堀江氏は「PayPay等の既存決済サービスが手数料を段階的に引き上げている現状」を指摘し、ステーブルコインによる次世代決済インフラへの移行が「最後の参入機会」であると分析。スマートフォン完結型の決済システムにより、従来の決済手数料構造を根本的に変革する可能性を示唆した。

SBIグループはJPYC等の既存ステーブルコインプロジェクトとは差別化した独自のアプローチを採用し、規制コンプライアンスを重視した展開戦略を取る方針だ。

今後の展開と業界への影響

堀江氏は古くから投資などを通じて暗号資産(仮想通貨)コミュニティに携わっており、ビットコインやイーサリアムの長期保有者コミュニティが蓄積した投資資金が、分散型金融(DeFi)からDePIN(分散型物理インフラネットワーク)への技術進化に伴い実用的なインフラ投資へとシフトしていると指摘。

特にDeFiプロトコルが社会インフラとして実装される段階に入ったことで、従来のゲーム的要素から実際の社会価値創造へと仮想通貨のエコシステム全体がパラダイムシフトを迎えていると分析した。

対談を通じて、両氏は日本発のWeb3メディアプラットフォーム、仮想通貨ベースの宇宙開発事業、ステーブルコイン決済システムの3分野において、ブロックチェーン技術を核とした統合エコシステムの構築を展望した。

仮想通貨市場の成熟化と実用的なWeb3アプリケーションへの需要拡大を背景に、従来の金融・メディア・宇宙産業の境界を越えた新たなビジネスモデルの創出が期待される。

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