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トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

市場の追い風となる3つの要因を指摘

世界最大のイーサリアム(ETH)トレジャリー企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズのトム・リー会長は、先日の市場下落について話し、真の構造変化がない限りは、今回の下落は買いの機会だと述べた。

11日に公開されたCNBCのインタビューにおける発言だ。SNS上でトランプ大統領が中国に対する新たな関税を表明したことから市場が下落したことが背景にある。株式を含めたリスク資産全体が売られ、イーサリアムも15%以上下落して一時3,700ドルとなっていた。

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なお、13日の記事執筆時点で、イーサリアムは約4,100ドルまで回復している。

リー会長は、4月の安値からこれまで市場が上昇していたことに触れ「下落は少し遅すぎたのかもしれない」と述べた。

また、VIX(恐怖指数)が1.29%急上昇したことに触れ、これはVIX史上51番目に大きな急上昇であり、市場が安全を求めていることを示す健全なものだと示唆した。また、次のように独自見解を示している。

今日、市場が底を打ったとは言いたくない。しかし、1か月後、あるいは1週間後のリターンはかなり良好であることは分かっている。そこで、もし誰かが今日から1週間後に市場が上昇するかどうか尋ねたら、私はその可能性はかなり高いと答えるだろう。

さらに、過去12か月間、暗号資産(仮想通貨)市場が魅力的だった理由は「AI(人工知能)によるイノベーション、ウォール街がブロックチェーンに注目していることによるイノベーション」があり、それに加えて連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和サイクルを開始したことも指摘した。

これら3つの要因が市場への構造的な追い風となっており、中国とのレアアースをめぐる係争の可能性がこれらの要因を揺るがすことはないとしている。

なおオンチェーンデータによると、ビットマインは市場が下落する中、4億8,000万ドル(約730億円)相当のイーサリアムを買い増したとみられる。同社のイーサリアム保有量は296万ETHに達したことになる。

これはイーサリアムの総流通量の約2.5%に相当する量だ。ビットマインは継続的な購入により、イーサリアム総供給量の約5%、つまり約600万ETHを保有することを目指している。

Lookonchainによると、今回FalconXやクラーケンなどのウォレットからビットマインのアカウントへ128,718ETHの資金移動が確認された。また、ビットマインのウォレットでは1ETHあたり平均3,728ドルの取引が行われている。

同社はイーサリアムのステーキング事業や流動性プロトコルを通じて、保有するイーサリアムから年間3~5%の利回りも得ている。

イーサリアムの他、10月5日時点で、ワールドコイン(WLD)を蓄積する財務戦略を実施しているエイトコ・ホールディングスへの1億1,300万ドルの出資分、無担保現金4億5,600万ドルの保有も公開していた。

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トランプ氏による中国への関税発言で、市場はレアアースの供給が抑制されて半導体やモーターなどの製造に遅れが出る可能性を懸念。特に、ハイテク株や工業株が原材料不足の可能性から売り圧にさらされた。

中国は世界のレアアース生産量の約70%を掌握しているとされる。

一方、トランプ大統領はSNSのトゥルース・ソーシャルで13日、「中国のことは心配するな。すべてうまくいくだろう!」と投稿。また、「習近平国家主席は、中国が不況に陥ることを望んでいないし、私も望んでいない。アメリカは中国を助けたいのであって、傷つけたいのではない!」と続けている。

ビットマインの公式Xアカウントはこの発言を引用し、イーサリアムにとってプラスになるとコメントした。

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