- 海外取引所Liquiがサービス終了へ
- 仮想通貨取引所Liquiが、サービスの停止、取引所自体の運営を中止することを公式サイトで発表した。「草コイン取引所」として、アルトコイン全盛期を支えた取引所で、多くのアルトコインが上場している。
海外取引所Liquiがサービス終了へ
海外の仮想通貨取引所Liquiが、サービスの停止、取引所自体の運営を中止することを公式サイトで発表した。(※日本の大手取引所「Liquid by Quoine」とは無関係)
ホームページに掲載されている文書には「流動性の低下を理由に全ての口座、およびサービス停止」と綴られており、発表がされた本日から30日以内はLiquiに入金している仮想通貨の出金が可能であるものの、30日が経過した後は「サイトの継続した運営を保証できない」と、完全終了する内容が掲載されている。
仮想通貨取引所Liquiは昨年9月と10月に総計20種以上の仮想通貨銘柄の上場廃止を発表していた。
On September 28th, at 12:00 UCT, the following assets will be delisted from Liqui: CFI, TAAS, EDG, MCO, MGO, WAVES, BAT, MLN, TKN, MYST, ICN, TIME, REQ.
— Liqui (@Liqui_Exchange) 2018年9月21日
On October 27, 2018 at 12:00 UCT we will be delisting folowing assets: NET, XID, PTOY, NEU, ZRX, REN, AE, DNT, QRL, SNM, SRN, STX. Read full announcement here https://t.co/8mRAcbJnGQ
— Liqui (@Liqui_Exchange) 2018年10月20日
閉鎖による影響は?
今回取引所の閉鎖を発表したLiquiは、仮想通貨のアルトコインやICOブームを支えた取引所で、大手取引所で厳しくなる上場審査の中で、かなり審査があまいと見られていたほど、時価総額の低い(いわゆる草コイン)通貨やICOが終わったばかりの通貨も上場していた。
2017年の仮想通貨市場は、ビットコインが高騰し、それに続き主要アルトコインが大きく値を伸ばしたことで、次に高騰する通貨を探す動きが盛んになっていたが、同取引所は、それらの需要の恩恵を受ける形で、急成長した取引所の一つとなる。
しかし、1年を超える仮想通貨市場の下落を受け、市場の関心が大きく低下、アルトコインの中でも時価総額の低い通貨への関心低減は著しく、草コインで需要があったLiquiも、現在では全世界の取引所出来高ランキングで160位に転落(最盛期は10位いないの時もあった)。仮想通貨バブルの影響を大きく受けているといえるだろう。
ある意味で、日本人に馴染みのある取引所であるLiquiだが、すでに本日の出来高は10万ドルに留まっており、CoinMarketCap上で表示される全仮想通貨市場の出来高に対する比率は0.0006%であることからも、売り圧力などによる相場への影響は限定的であると言えるだろう。
ただ、もともと出来高の低い草コインは、その低い出来高でも影響が出る可能性や、有名な取引所が閉鎖するといった投資家心理の減退につながる可能性は否定できない。
すでに下落基調の煽りを受けている草コインは特に、今回の相場の影響には注意したい。
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— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月12日
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