はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

著名投資家チューダー・ジョーンズ、ビットコインを「最高のインフレヘッジ」と評価

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 量子コンピュータやサイバー戦争をBTCの長期的リスクと指摘
  • AIバブルの崩壊リスクに強い警戒感

金を上回る希少性を強調

著名マクロ投資家でチューダー・インベストメント創業者のポール・チューダー・ジョーンズ氏は4月28日、「Invest Like the Best」のポッドキャストに出演し、ビットコイン(BTC)を「明確に最高のインフレヘッジ手段」と評価した。同氏は中央銀行による貨幣の増刷に対抗する手段として、ビットコインが金(ゴールド)を上回る希少価値を持つとの見解を以前から維持している。

ジョーンズ氏は、ビットコインの発行上限が2,100万枚に固定されており、新規採掘可能な数量が残り100万枚未満である事実を強調した。毎年数パーセントずつ供給量が増加する金と比較し、ビットコインの分散性と絶対的な有限性がインフレヘッジとしての優位性を構成していると説明している。

ジョーンズ氏は2020年に米国連邦準備制度理事会(FRB)と財務省による大規模な財政介入を契機として、自身の運用資産の1%から2%をビットコインに割り当てている。その後もポートフォリオの分散化を目的として、仮想通貨への配分を最大5%まで引き上げる意向を表明するなど、同氏は一貫してビットコインをインフレヘッジの最適解として位置付けてきた。

一方でジョーンズ氏は、ビットコインに関する長期的なリスク要因としてサイバー空間での「動的(キネティック)な紛争」や量子コンピューティングの実用化を挙げている。人工知能(AI)の急速な進化に伴い、将来的に量子コンピュータが銀行システムをハッキングする可能性があり、その際はビットコインを含むすべての電子資産が機能停止に陥る危険性を指摘した。

関連記事:アダム・バック、ビットコインの量子耐性移行に慎重姿勢

ブロックストリームCEOのアダム・バック氏が、ビットコインの量子耐性アップグレードについて慎重な段階的導入を支持。サトシ・ナカモトの資金凍結も辞さない強硬な「BIP-361」に対し、BitMEXリサーチが提唱する「カナリア方式」など、開発者間で議論が激化している。

ITバブル期に酷似する現在の金融市場

現在の金融市場についてジョーンズ氏は、1999年から2000年にかけてのITバブル崩壊前夜と多数の類似点があるとの分析を提示した。同氏は特にナスダックの最高値更新を牽引するAI関連企業間で、製品の購入資金を顧客に提供する「ベンダーファイナンス」が横行している状況に強い警戒感を示している。

ジョーンズ氏は、現在の市場が終盤の相場局面を迎えるための条件が揃っており、その熱狂の規模は過去のITバブルをはるかに凌駕すると予想している。投資家によるFOMO(乗り遅れる恐怖)を背景とした投機的な資金流入が継続することで、相場がピークに達するまでの12カ月間で価格が年間平均の2倍に跳ね上がるシナリオを想定している。

71歳を迎えた現在もジョーンズ氏は、毎朝2時30分に起床してロンドン市場の取引に参加し、第一線でのマクロ投資を継続している。FRBが利下げに転じ、かつ米国の財政が赤字状態にあるという1950年代初頭以来の特異な金融環境の下、同氏は市場の最終局面に向けて機動的に資金移動ができる態勢を維持する方針を示している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/16 土曜日
09:45
IREN、約4800億円の転換社債発行を完了 AI・データセンター投資を本格加速
AIクラウド事業者のIRENが、総額30億ドルの転換社債発行を完了したと発表した。エヌビディアとの戦略提携を背景に、AIデータセンターへの大規模投資を加速させる方針だ。
09:25
Thorchain、約17億円相当の資産が不正流出か
THORChainは、問題が発生して取引を停止。約17億円相当の資産が不正流出したとみられ、仮想通貨ビットコインや、イーサリアムなどのブロックチェーンの資産に影響が出ているようだ。
07:56
米上院「クラリティー法」採決の壁、公職者の利益相反防ぐ「倫理条項」が焦点に
米上院銀行委員会を通過した仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」は、本会議採決に向けて「公職者の利益相反問題」が最大の焦点となっている。民主党が厳格な規制を求める中、法案成立の行方を左右する正念場を迎えている。
07:05
JPYC EXが大型アップデート、発行上限を1回100万円に変更
国内ステーブルコイン発行企業JPYC株式会社がJPYC EXの大型アップデートを実施。発行上限ルールを1日あたりから1回あたり100万円に変更し、KakaoとLINEが統合したKaiaチェーンへの対応も新たに開始した。
06:35
21SharesのHYPE現物ETF、過去最高出来高を記録 コインベースの提携発表が呼び水に
仮想通貨ハイパーリキッド(HYPE)関連ETFへの資金流入が加速。21SharesのETFが1日810万ドルの取引高を記録し、コインベースによるUSDCサポート拡大が市場の関心を集めている。
05:55
米大手取引所ICE・CME、ハイパーリキッド規制をCFTCに要請
米ICEとCMEが、匿名取引を可能にする仮想通貨デリバティブ取引所ハイパーリキッドについて、制裁回避や価格操作リスクを理由に米CFTCへの登録を求めていることが明らかになった。
05:00
ストラテジー、転換社債を約2200億円で買い戻し 負債圧縮へ
ストラテジーが2029年満期の無利息転換社債15億ドル分を約13.8億ドルで買い戻すことを米SECへのForm 8-Kで公表した。決済は5月19日を予定し、買い戻し後も同シリーズの残高は約15億ドルが残る。
05/15 金曜日
19:33
金融庁、仮想通貨仲介業の登録説明会を開催 6月上旬施行に向け解釈明確化へ
金融庁は15日、改正資金決済法で新設される仮想通貨・ステーブルコイン仲介業の登録事前説明会を開催。施行は2026年6月上旬の見込みで、「画面遷移の有無」は媒介判定の決定要素でないとの解釈も示された。
17:25
スペースX、5月中にもIPO目論見書を公開へ ビットコイン保有が初開示か=報道
スペースXが来週にもIPO目論見書を公開する見通し。8,285BTCのビットコイン保有が初めて公式開示される見込みで、仮想通貨市場への影響も注目される。
16:13
バイナンスリサーチ、2030年に仮想通貨ユーザー30億人到達を予測 
バイナンス・リサーチが2030年に仮想通貨ユーザー30億人到達の可能性を予測。オンボーディングやAI・ソーシャル層の統合が普及拡大の鍵と分析した。
14:00
AI悪用で深刻化する北朝鮮の金融業界サイバー攻撃、2025年被害額が前年比51%増に=レポート
クラウドストライクの最新レポートで、北朝鮮関連ハッカーが2025年に約20億ドル相当の仮想通貨を金融業界から窃取と判明した。AI活用やIT工作員潜入など手口も巧妙化している。
13:25
韓国最大手銀Hana、仮想通貨取引所Upbit運営会社に1000億円超出資 持分比率6.55%に
韓国大手のハナ銀行が、Upbit運営会社Dunamuの株式228万株を6億7000万ドルで取得した。ウォン建てステーブルコインのインフラ構築でも協力する方針で、韓国伝統金融の仮想通貨分野への関与が加速。
11:39
ファセット、ステーブルコイン決済基盤の強化に向け約80億円を調達 SBIグループら出資参加
ファセットがSBIグループらから約80億円のシリーズBを調達。ステーブルコイン決済インフラ「Fasset's Own Network」を軸に、125カ国の新興国市場での中小企業向け金融サービス拡大を加速する。
11:20
テザー社・トロン・TRM Labs、計700億円超の不法資産を凍結
テザー社は、同社とトロンとTRM Labsの共同イニシアチブが計700億円超の違法な資産を凍結したと発表。仮想通貨に関連する金融犯罪をターゲットにして規制上の協調を強化していると説明した。
10:58
日本発のNyx Foundation、AIエージェント専用イーサリアムレイヤー2「Eris」開発を開始
一般社団法人Nyx Foundationが、AIエージェント専用Ethereum Layer 2「Eris」の開発とAIコンペ「ASCON」のスポンサー募集を開始。DeFiセキュリティの公共財化を目指す。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧