WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米下院議員、予測市場で議員のインサイダー取引を防止する法案を計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 株式取引禁止法案に予測市場条項を追加予定
  • 選挙・公共政策関連の賭けのみを禁止対象とする方針

選挙や政策に関する賭けが対象

米国のブライアン・スティール下院議員(共和党)は、ポリマーケットやカルシといった予測市場を対象とする条項を、下院の株式取引禁止法案に追加する予定だ。議員がこうした市場で選挙や公共政策に関する賭けを行うことを禁止する内容である。Bloomberg Governmentが5日に報じた。

米上院はすでに、議員やそのスタッフによる予測市場の利用を禁止する倫理規則「S.Res.708」を全会一致で採択している。ベネズエラやイラン情勢に関する賭けでインサイダー取引疑惑が浮上したことが背景だ。

予測市場とは

政治・経済・スポーツなど多様なイベントの結果を予測し、資金を賭けて取引できる市場。代表的なプラットフォームにポリマーケットやカルシがある。

スティール議員は、上院が採択した規則を支持するとしながら、下院では議員が議会を去った後も法的効力を持つような法案に向けて動いているとした。

【解説記事】:分散型予測市場とは?仕組み・賭けサイトとの違いを解説

ブロックチェーン史上最大のユースケースとも評される分散型予測市場の仕組みを基礎から解説。賭けや世論調査との違い、PolymarketやKalshiの最新動向、日本の法規制と国内サービスの現状まで、国内最大の仮想通貨メディアCoinPostがまとめます。

全面禁止は唱えず

スティール議員は、議員による予測市場参加の全面禁止までは唱えていない。スーパーボウルの勝者予想など、特定の賭けは議員の役割と矛盾しないとの見解を述べ、選挙と公共政策決定に関する2つの分野を禁止の対象にする案を考えていると述べた。

この点は、上院の採択した規則とは異なる。上院では、上院議員が内部情報を持つイベントに関連するものだけでなく、予測市場におけるあらゆる賭けへの参加が禁止された。

また、スティール議員が条項を追加しようとする株式取引禁止法案(H.R.7008)は上院が採択した倫理規則とは違い、上院下院両方の議員を対象にすることになる。

「H.R.7008」自体は、議員、その配偶者、扶養家族による上場株式の購入を全面的に禁止し、売却の少なくとも7日前までに「売却意思表明」を公表することを義務付けるものだ。違反者には、2,000ドルまたは投資額の10%のいずれか高い方の罰金に加え、実現利益の没収が科される。

この法案は下院運営委員会を通過し、下院の議事日程に追加されているものの、審議が停滞している。スティール議員は、下院が今夏にもこの法案を採決できることを期待すると述べた。

米国では予測市場の監視必要性について議論が高まっているところだ。米下院監視・政府改革委員会のジェームズ・コマー委員長(共和党)は5月、カルシとポリマーケットに対するインサイダー取引調査の開始を発表した。

その際には、議員や政府職員の予測市場参加を禁止する立法措置の必要性も唱えている。

スティール議員が提案している追加条項の他、3月時点で米民主党のクリス・マーフィ上院議員らが、予測市場のインサイダー取引を規制する法案を発表していた。政府の行動、テロ、戦争、暗殺に関する賭け、および個人が結果を知っているまたはコントロールできるイベントへの賭けを禁止するものだ。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
16:40
金融庁、4〜6月期の投資商品・暗号資産など詐欺勧誘1961件相談 8割超被害
金融庁が2026年4〜6月期の相談受付状況を公表。投資商品・暗号資産(仮想通貨)等の詐欺的投資勧誘の相談は1,961件、うち1,616件(8割超)で被害発生。暗号資産等の相談は1,374件で前期比92件減。
16:14
ブロックストリーム、リキッド攻撃者への身代金拒否を表明
ブロックストリームが公式X声明で、リキッドネットワークから窃取された約4,000BTCのビットコインについて、攻撃者側への身代金支払いを明確に拒否すると表明。法執行機関や取引所と連携した追跡・法的措置の継続方針を示した。
15:10
イーサリアム、Glamsterdamのテスト実装日を暫定決定
イーサリアム開発者は9月3日、次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にSepoliaで暫定実装すると決定。テストネットは未完成のまま日程を設定し、バグも見つかっており本番適用の時期は流動的だ。
13:45
イーサリアム、耐量子プライバシー取引のコスト99%超削減案|ヴィタリックが解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、耐量子署名・プライバシー取引のガス代を大幅削減する新提案「EIP-8288」を紹介した。次期アップグレード「I-star」での採用を視野に、コストを数万ガス規模まで抑える仕組みを解説した。
13:25
欧州金融団体ら、トークン化資産の上限撤廃を要求 拡大続く市場に規制が足かせ
ナスダックなど欧州26団体が、EUの分散型台帳技術パイロット規制におけるトークン化資産の時価総額上限撤廃、または引き上げを求める書簡を提出した。
11:33
英国上院、仮想通貨戦略の策定義務化案を可決 規制競争で欧米に対抗
英国上院は9月9日、仮想通貨・ステーブルコイン・トークン化証券を含むデジタル資産戦略の策定を財務省に義務付ける修正案88を194対138で可決した。EU・米国で規制整備が先行する中、法案は労働党の反対を押し切り英下院での審議に移る。
11:00
マネーグラム、ステーブルコインカードをローンチ
マネーグラムは、ステーブルコインを使用できるマネーグラムカードをローンチ。仮想通貨ステラのブロックチェーンを採用しており、コロンビアから段階的に提供を広げる。
09:59
ステーブルコイン、しきい値上昇で銘柄数が急減=アークインベスト
ステーブルコインは規模が大きいほど生存者が絞られるネットワーク効果が働く。アークインベストのヴァレンテ氏によると、1000億ドル級はテザーとサークルの2社体制に向かう可能性がある。各階層の推移を整理した。
09:45
リップル社、企業財務AI「Gスマート」を機能拡張 人間によるガバナンスなどを強化
リップル社が財務管理プラットフォーム「リップル・トレジャリー」組み込みのAI「Gスマート」を拡張した。予測・リスク管理などの領域で企業ポリシーに基づく機能を追加している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧