- トータルビューの板深度データがオンチェーンで利用可能に
- 既存7機関に続きナスダックがパイスに参加
板情報をオンチェーンへ
米大手証券取引所ナスダックは6月30日、パイス・データ・マーケットプレースにデータパブリッシャーとして参加すると公式発表した。提供するのは株式板情報サービス「ナスダック・トータルビュー」で、パイスはナスダックの市場データをオンチェーンで配信する初のネットワークとなる。
パイス(Pyth)は、ブロックチェーン上の金融アプリケーションにリアルタイム市場データを配信する分散型オラクルネットワークだ。パイス・データ・マーケットプレースは、機関投資家や金融データ事業者が自社データをソフトウェア・ネイティブな環境へ直接配信するためのプラットフォームとして機能する。
ナスダック・トータルビューは、ナスダック上場株をはじめNYSE上場株や地方市場上場株を含む全証券について、各価格帯における全注文を表示する板深度サービスだ。取引開始・終了前の注文不均衡データも含み、これまで主に専用端末や直接接続回線を通じて提供されてきた。
市場データの配信は従来、画面の前に人が座ることを前提とした端末や専用回線で行われてきた。取引システムや金融テクノロジー企業、ブロックチェーン上の取引所がソフトウェアで直接読み取れる形式のデータを必要とするようになり、配信インフラの刷新が求められていた。
関連記事:Pythが年中無休の価格指数発表、米国株・原油・金属を対象
オラクルプロトコルのパイスが独自の24時間365日対応価格インデックス「Pyth Indices」を発表した。米国株・原油・貴金属などを対象に、コインベース、クラーケン、dYdX、ナドが初期パートナーとして採用する。
既存パブリッシャーとケイヒル氏の見解
パイス・データ・マーケットプレースにはすでに米商務省、予測市場のカルシ、欧州取引所グループのユーロネクスト、債券電子取引のトレードウェブなど7機関が参加している。ナスダックの加入により、オンチェーンで入手できる伝統金融データの種類はさらに広がる。
パイス・ネットワークの開発企業ドウロ・ラボのマイク・ケイヒルCEOは、「数十年にわたって市場データは端末の中に存在し、人を前提として設計されてきた。今日の市場はますますソフトウェアによって動いており、データはアプリケーションが実際に構築される場所へ、取引所から直接、中立な条件で移動している」と述べた。
パイスは現在、機関投資家向けオラクルサービス「パイス・プロ」、データ流通のパイス・データ・マーケットプレース、独自指数の「パイス・インデックス」の3事業を軸に、金融データの統合基盤構築を進めている。
解説記事:ソラナ基盤の次世代オラクル「Pyth Network」とは|仕組みと特徴を解説
Pyth NetworkとはPyth Networkはソラナ・ブロックチェーン上で機能する分散型のクロスチェーン型データオラクルです。開発者などにより正確な市場データの提供を目指しています。名称はギリシャ神話のデルファイ(Delphi)とD
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