はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX

【2026年最新】ステーブルコインとは?仕組み・種類・リスク・将来性を徹底解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

約3,080億ドル 約48兆円 ステーブルコイン市場規模
85%超 USDT+USDC 上位2銘柄の市場シェア
最大7,500億ドル 5,000〜7,500億ドル規模へ 2028年市場予測 JPモルガン試算(2025年7月)

この記事のポイント

ステーブルコインとは、米ドルや日本円などに価値を連動させた価格安定型のデジタル通貨です。

市場規模は2025年末に約3,080億ドル(約48兆円)まで拡大。本記事では法定通貨担保型・仮想通貨担保型など4種類の仕組み、USDT・USDC・JPYCなど主要銘柄の特徴、リスク、将来性、日本の規制動向を解説します。

各銘柄の詳しい購入手順は下記の専用ページをご確認ください。

記事の監修

各務 貴仁
各務 貴仁 @coinpost_kagami

2017年に日本最大の暗号資産・Web3メディアCoinPostを創業。2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3特化の開発支援事業SUDACHI Techも展開。法人向け暗号資産(仮想通貨)アナリストとしても活動。

経済産業省 Web3.0・ブロックチェーン活用デジタル公共財構築実証事業 有識者委員(2024年)

各銘柄の購入手順・詳細ガイド

$
USDC SBI VCトレードで購入

米ドル連動。DeFiやクロスボーダー決済向け。国内はSBI VCトレードのみ取り扱い。

USDCの買い方を見る →
¥
JPYC JPYC公式サイトで入手

日本円連動・金融庁登録済み。為替リスクなし。1円から即時送金・当面手数料無料。

JPYCの買い方を見る →
🪙

ステーブルコインとは

ステーブルコインとは、価格が安定(ステーブル)するよう設計されたブロックチェーン上のデジタル通貨です。多くは米ドルや日本円などの法定通貨に1:1で連動(ペッグ)しており、「1コイン≒1ドル」「1コイン≒1円」のように価値が一定に保たれます。

銀行を介さず低コストで送金でき、24時間365日いつでも利用可能な点が特徴です。代表的なものに米ドル連動のUSDT・USDC、日本円連動のJPYC、金価格に連動するPAXGなどがあります。

⚙️

仕組みと種類

ステーブルコインは価格安定の仕組みによって主に4種類に分類されます。日本では改正資金決済法の施行(2023年)により、国内規制対応の円建てSCも独自の法的枠組みで登場しています。

タイプ 担保資産 代表例 特徴
法定通貨担保型 米ドル、ユーロ等 USDT、USDC、PYUSD 最も普及。価格安定性が高い
仮想通貨担保型 ETH、BTC等 USDS、sUSD 分散型。過剰担保が必要
無担保型 なし FRAX、AMPL アルゴリズムで供給量調整。最もリスクが高い
商品担保型 金、銀等 PAXG、XAUt、ZPG 実物資産に連動
円建て担保型
1号・資金移動業者型
日本円
(預金・国債)
JPYC
JPYC株式会社
国内初の認可済み円SC。少額決済向け(1回100万円以下)。手数料当面無料
円建て担保型
3号・信託型
日本円
(信託財産として分別管理)
JPYSC
新生信託銀行(SBI系)
信託による破綻隔離。送金上限なし。機関投資家・大口決済向け(2026年ローンチ予定)

※ JPYC・JPYSCは改正資金決済法「電子決済手段」の枠組みに基づく国内規制対応型。法的分類・ターゲット・送金上限が異なる。

法定通貨担保型

米ドルやユーロなどの法定通貨を担保に、1:1の比率で価値を裏付けるタイプです。USDCは「1USDC≒1USD」となるよう設計されており、Circle社が同額の法定通貨を信託会社に保管しています。最も普及しており、価格安定性が高いのが特徴です。

日本では改正資金決済法(2023年6月施行)により「電子決済手段」の枠組みが整備され、円建ての法定通貨担保型SCが国内法に基づいて発行可能になりました。発行方式によって1号(資金移動業者型)3号(信託型)に分かれており、JPYCが前者、JPYSCが後者に該当します。詳細は後述のJPYC・JPYSCの比較をご覧ください。

仮想通貨担保型

ETHやBTCなどを担保に価値を裏付けるタイプで、価格変動リスクに備え発行額以上の担保(過剰担保)が必要です。Sky Protocol(USDS)では、100ドル分の発行に最低150ドル相当のETHが必要です。

無担保型(アルゴリズム型)

担保資産を持たず、アルゴリズムによる供給量の自動調整で価格を維持するタイプです。2022年のTerraUST崩壊のように、信頼喪失でペッグが急速に崩壊するリスクがあり、最もハイリスクな設計です。

商品担保型(コモディティ型)

金や銀などの実物資産を担保にするタイプです。Paxos Gold(PAXG)は1トークン≒金1オンスに連動し、条件を満たせば実物の金との交換も可能です。


📊

ステーブルコインの市場規模

仮想通貨データサイトDeFiLlamaによると、2025年12月時点のステーブルコイン発行総量は約3,080億ドル(約48兆円)に達しています。2024年初頭の約1,300億ドルから2年足らずで倍増しており、活用領域が急速に拡大しています。

JPモルガンのアナリストは2025年7月のレポートで、ステーブルコイン市場が2028年までに約5,000〜7,500億ドルへ拡大すると予測しています。


🏆

主要なステーブルコイン銘柄

2025年12月時点、Tether(USDT)が約60%、Circle(USDC)が約25%と上位2銘柄で全体の85%超を占める寡占状態が続いています。

銘柄名 市場規模 特徴
Tether(USDT) $1,862億 流通量最大。複数チェーン対応で取引所の流動性が高い。
USD Coin(USDC) $765億 Circle発行。規制準拠・米金融機関連携を重視。国内はSBI VCトレードのみ取り扱い。
USDS $96.6億 Sky Protocol運営の仮想通貨担保型。
Ethena USDe $65.3億 デルタニュートラル戦略で利回りを提供。
PayPal USD(PYUSD) $38.6億 PayPal発行。YouTube支払いなど決済利用が拡大中。
JPYC 国内初 10億円突破 日本初の認可済み日本円ステーブルコイン。2025年10月ライセンス取得。

*2025年12月時点の概算値

Tether(USDT)とは

Tether(テザー)が発行するUSDTは、世界最大の流通量を持つステーブルコインです。2014年に発行が開始され、2025年12月時点の時価総額は約1,862億ドル。ステーブルコイン市場全体の約60%を占め、ビットコイン・イーサリアムに次ぐ仮想通貨市場全体でも第3位の規模です。

時価総額 $1,862億 市場シェア 約60%
対応チェーン 14チェーン以上 Tron・ETH・Solanaなど
発行開始 2014年 ステーブルコインの先駆け

USDTの最大の強みは流動性の高さです。世界中のほぼすべての仮想通貨取引所に上場しており、BTC・ETHなどと並ぶ基軸通貨として機能しています。特にTronネットワーク上のUSDTは送金手数料が1円未満と安く、東南アジア・中東・アフリカなど新興国での国際送金や、インフレヘッジとしての米ドル代替需要を中心に急拡大しています。

一方で長年にわたり準備金の透明性が議論の対象となってきました。Tether社は定期的に準備金証明を公開していますが、大手会計事務所による完全な第三者監査ではないとの指摘が続いています。2025年には米国向けに規制準拠型の新ステーブルコイン「USAT」の発行計画も報じられており、GENIUS法への対応として既存のUSDTとの棲み分けが注目されます。

⚠️
準備金の透明性に注意:USDTは2023年のシリコンバレー銀行破綻時もUSDCほど大きな影響を受けなかった実績を持つ一方、担保構成(米国債・CP・貸付金など)の詳細開示は限定的です。大口利用や長期保有の際はリスクとして認識しておきましょう。

📖 JPYC 関連記事・インタビュー


⚖️

USDCとJPYCの違い・比較

国内で購入・利用できる主要ステーブルコインであるUSDC(米ドル連動)JPYC(日本円連動)の違いを徹底比較します。目的・用途によって選択肢は明確に分かれます。

🔍 USDC vs JPYC|徹底比較(2025年12月最新)
🇺🇸 米ドル連動

USDC

USD Coin|発行:Circle社

連動通貨 米ドル(1USDC≒1USD)
市場規模 約765億ドル(世界第2位)
規制・法的位置付け 米GENIUS法準拠  NY州規制認可
国内購入 SBI VCトレード(国内唯一)
主な用途 DeFi運用・仮想通貨取引・クロスボーダー決済・機関投資家利用
為替リスク あり(円安時に価値上昇・円高時に下落)
透明性 大手会計事務所による月次証明を公開。業界最高水準の透明性
対応チェーン イーサリアム・Solana・他多数
🇯🇵 日本円連動

JPYC 国内初

JPYC|発行:JPYC株式会社

連動通貨 日本円(1JPYC≒1円)
市場規模 10億円突破(国内最大の日本円SC)
規制・法的位置付け 電子決済手段  金融庁登録 第99号
国内購入 JPYC公式サイト・取引所(拡大中)
主な用途 法人決済・給与支払い・国内送金・Web3サービス利用
為替リスク なし(円建てのため為替変動の影響なし)
手数料 発行・償還・送金手数料当面無料
対応チェーン Ethereum・Polygon・他(予定)
法的枠組み 改正資金決済法「電子決済手段(1号)」
資金移動業者として発行。銀行・信託型とは別枠
送金上限 現状 1回100万円以下
第2種資金移動業者扱い。将来的に第1種移行を検討
裏付け資産 日本円預金・国債など
国債需要への寄与も期待される
🇺🇸 USDCが向いている人
DeFiや仮想通貨の取引をしたい/ドル建てで資産を持ちたい/グローバルな決済・送金を活用したい方
🇯🇵 JPYCが向いている人
為替リスクなしでステーブルコインを使いたい/日本円ベースの法人決済や送金に使いたい/国内の次世代決済インフラを体験したい方

🇯🇵 JPYC 制度・仕様の詳細

⚖️ 法的枠組み

改正資金決済法(2023年6月施行)に基づく「電子決済手段(1号)」として位置付けられる。銀行や信託会社とは異なり、資金移動業者としての発行が可能な枠組み。金融庁・関東財務局登録番号 第99号。

📋 現時点の制限

現状は第2種資金移動業者扱いのため、1回あたり100万円以下の少額決済に限定。大口決済には制限あり。将来的には第1種資金移動業者への移行、または電子決済手段等取引業(電取業)ライセンスの取得を検討中。

🏦 裏付け資産

日本円預金・国債などで100%裏付け。国債保有を通じた国債需要への寄与も政策的に期待される。ステーブルコインが普及すれば個人・法人の円資産の一部が国債に流れる構造。

📈 成長戦略

実需を重視した「預金として眠らないお金」の流通促進を基本方針とする。シリーズB資金調達17.8億円を完了し、マルチチェーン対応の拡大とエコシステム強化を推進中。

SBI JPYSC(信託型円建てステーブルコイン)とは

JPYSCは、SBIホールディングスとStartale Group(スターテイル、代表:渡辺創太氏)が共同開発中の信託型円建てステーブルコインです。2026年2月27日にブランド名・ロゴが発表され、同年4〜6月の正式ローンチを目指しています(規制当局の最終承認が前提)。

種類 信託型(3号) 電子決済手段
発行主体 新生信託銀行 SBI新生銀行の子会社
ローンチ予定 2026年4〜6月 規制承認前提

JPYSCの最大の特徴は、信託型(3号電子決済手段)を採用していることです。ユーザーから預かった日本円資産を信託銀行で分別管理するため、発行体が万一破綻しても信託財産は一般債権者から切り離されて保護されます(信託法に基づく)。また、資金移動業者型(1号)のJPYCとは異なり、国内送金の100万円上限がなく、機関投資家や企業間の大規模取引にも対応します。

SBIグループ北尾吉孝会長兼社長はMoneyX 2026の基調講演で、「既存金融とブロックチェーンの橋渡し役として”通貨の新時代”を構築する」としてJPYSCを位置づけ、米国のGENIUS法や日本の申告分離課税への移行にも強い期待を表明しました。

項目 JPYC(JPYC株式会社) JPYSC(SBI系)
法的分類 1号電子決済手段(資金移動業者型) 3号電子決済手段(信託型)
発行主体 JPYC株式会社 新生信託銀行(SBI系)
送金上限 1回100万円以下 上限なし
資産保全 日本円預金・国債 信託財産として分別管理(破綻隔離)
主なターゲット 一般消費者・中小企業・Web3 機関投資家・大口企業間・国際送金
手数料 当面無料(1円から利用可) 未公表
ステータス 発行中(2025年10月〜) 2026年4〜6月ローンチ予定

名称が似ているため混同されやすいですが、JPYCとJPYSCはターゲット・設計思想ともに異なります。一般消費者向けの少額即時決済はJPYC、機関向けの大口・国際決済はJPYSCと、競合ではなく補完・棲み分けの関係と見られています。

🎤 MoneyX 2026 基調講演SBI北尾会長兼社長、円建てステーブルコイン「JPYSC」を解説|米国規制整備・日本税制改革にも強い期待 オンチェーン金融を核としたSBIグループ戦略の全容
💳

購入方法・取り扱い取引所

国内でステーブルコインを購入する場合、取り扱い取引所が銘柄によって異なります。主な選択肢は以下の2つです。

USDC(米ドル連動) 取り扱い:SBI VCトレード
  • 国内唯一のUSDC取り扱い(電子決済手段等取引業者 第00001号)
  • スプレッド約0.5円(約0.35%)と低水準
  • 売買手数料・入出金・出庫手数料すべて無料
  • 2026年春:アプラスとQRコード店舗決済の実証実験を予定
SBI VCトレードで
USDCを購入する →

※口座開設・入金は無料。投資にはリスクがあります。

JPYC(日本円連動) 取り扱い:JPYC公式
  • 金融庁登録済み、日本初の電子決済手段(第99号)
  • 1円から即時送金可能・当面手数料無料
  • 為替リスクなし。円建てで安心して保有できる
  • Circle StableFX(国際FX決済)で円建て唯一採択
JPYC公式サイトで
JPYCを入手する →

※電子決済手段。価値の変動リスクは低いですが、発行体リスクはあります。

DAI(分散型ステーブルコイン)

DAIはMakerDAOが管理する米ドル連動の分散型ステーブルコインで、複数の国内取引所で取り扱われています。

取引所特徴
bitFlyer 初心者でも使いやすいシンプルなUI。国内最大規模の取引所の一つ。
bitbank 国内アルトコイン取引量No.1*。DAIの流動性が高い。
GMOコイン 多機能アプリ・チャート機能が充実。手数料体系が明瞭。

*2024年11月〜2025年10月のJVCEA統計情報自社調べ


⚠️

ステーブルコインのリスク

ステーブルコインは価格安定を目指す設計ですが、利用にあたっては以下の3つのリスクを理解しておく必要があります。

🏦

①カウンターパーティーリスク

発行体の経営破綻・不正・技術的障害などにより、保有するステーブルコインの価値が毀損するリスク。2023年3月のシリコンバレー銀行破綻時には、CircleがUSDC準備金の一部を同行に預けていたことが判明し、USDCが一時0.87ドルまで下落しました。また、規制当局の要請に基づく特定アドレスの資産凍結事例もあります。

🔍

②担保資産の透明性リスク

発行体が実際に十分な担保を保有しているか、外部から検証しにくいという課題があります。Tetherは定期的に準備金証明を公開していますが、完全な第三者監査ではないとの批判もあります。2022年のTerraUST崩壊(約400億ドルが数日で消失)は、担保資産への信頼が失われた際の最悪のケースです。

⚖️

③法規制の変更リスク

規制環境は政権交代や政策変更により変わる可能性があります。EUではMiCA規制施行によりTetherが一部の取引所から上場廃止となった事例もあります。日本でも改正資金決済法(2023年施行)により発行体への厳格な要件が課されており、今後の規制変化には引き続き注意が必要です。


🚀

ステーブルコインの将来性

ステーブルコインは、仮想通貨専用ツールからデジタル金融と従来金融をつなぐインフラへと進化しつつあります。2025年に成立した米国のGENIUS法により規制枠組みが整備され、主流決済システムへの統合がさらに加速すると期待されています。

💴

電子決済手段としての普及

日本ではJPYC発行開始・メガバンク3行の共同発行計画が進行中。円建て普及で国内企業の為替リスク回避やWeb3普及が加速。

🌐

企業間・国際決済の高度化

24時間・低コスト・即時のPvP決済でサプライチェーン全体の資金フロー可視化が可能に。CircleのStableFXがその先例。

コスト・速度の革命

従来銀行振込(数百〜数千円・翌営業日)からステーブルコイン(数円・数秒)へ。プログラマブルマネーによる自動決済も実現。

世界最大の資産運用会社ブラックロックは2026年の投資展望で、「クロスボーダー決済や新興市場における現地通貨の代替手段として、ステーブルコインは急速に進化するトークン化された金融システムへの重要な一歩だ」と評価しています。

📰 業界動向・有識者インタビュー


よくある質問(FAQ)

米ドルや日本円などに価値を連動させた価格安定型のデジタル通貨です。24時間365日・低コストで送金・決済できる点が特徴で、仮想通貨取引やDeFi、国際送金など幅広い用途で利用されています。
USDCは米ドル連動でCircle社が発行し、DeFiや国際送金に強みがあります。国内ではSBI VCトレードのみ取り扱い。JPYCは日本円連動でJPYC株式会社が発行し、2025年10月に金融庁から国内初の電子決済手段ライセンスを取得。為替リスクなしで国内決済・送金に活用できます。
USDCは国内ではSBI VCトレードのみで購入可能(2025年12月現在)。JPYCはJPYC公式サイトから購入できます。DAIはbitFlyer・bitbank・GMOコインなど複数の国内取引所で取り扱いがあります。
2025年12月時点で約3,080億ドル(約48兆円)に達しています。Tether(USDT)が約60%($1,862億)、Circle(USDC)が約25%($765億)と上位2銘柄が85%超を占めています。USDTはビットコイン・イーサリアムに次ぐ仮想通貨市場全体でも第3位の規模です。JPモルガンは2028年までに5,000〜7,500億ドル規模へ拡大すると予測しています。
主なリスクは3つ。①カウンターパーティーリスク(発行体の破綻・不正)、②担保資産の透明性リスク(準備金が不足している可能性)、③法規制変更リスク(規制環境の変化が事業継続に影響)。特に無担保型(アルゴリズム型)は2022年のTerraUST崩壊のような急激なペッグ崩壊リスクもあります。
最大の違いは価格の安定性です。ビットコインは需給で価格が大きく変動(1日で10%以上)しますが、ステーブルコインは法定通貨等に連動し価格がほぼ一定です。ビットコインは長期的な価値保存・投資向け、ステーブルコインは日常決済・送金・DeFi運用向けの用途に適しています。
名称は似ていますが、設計思想とターゲットが明確に異なります。JPYCはJPYC株式会社が発行する資金移動業者型(1号電子決済手段)で、一般消費者・中小企業向けの少額即時決済が主な用途です。1回あたり100万円の送金上限があります。一方JPYSCはSBIホールディングスとStartale Groupが共同開発した信託型(3号電子決済手段)で、新生信託銀行が発行主体です。信託財産として資産が分別管理されるため破綻隔離が可能で、送金上限もなく機関投資家・大口企業間決済・国際送金に適しています。2026年4〜6月のローンチを目指しており、JPYCとは競合ではなく補完・棲み分けの関係とみられています。
はい。2025年10月にJPYC株式会社が国内初の電子決済手段ライセンスを取得し日本円ステーブルコインを発行しています。改正資金決済法に基づく「電子決済手段(1号)」として位置付けられ、資金移動業者として発行可能な枠組みです。現状は第2種資金移動業者扱いのため1回100万円以下の送金に限定されていますが、裏付け資産は日本円預金・国債で100%保証されています。また三菱UFJ・三井住友・みずほの3メガバンクが円建てステーブルコインの共同発行を計画中(今年度内実用化目標)。SBIグループとStartaleによる信託型JPYSC(2026年4〜6月ローンチ予定)や、ソニー銀行・バイナンスジャパン・あおぞら銀行なども発行に向けた取り組みを発表しています。

📌 まとめ

  • ステーブルコインは価格安定型のデジタル資産であり、法定通貨「米ドル」「日本円」連動型など4種類の仕組みがある
  • 2025年12月時点の世界市場規模は約3,080億ドル(約48兆円)。USDTとUSDCが85%超を占める
  • 国内でUSDCが購入できるのはSBI VCトレードのみ
  • JPYCは2025年10月に国内初の電子決済手段ライセンスを取得。1円から即時送金・当面手数料無料
CoinPost App DL