CoinPostで今最も読まれています

米リップル社、大学ブロックチェーン研究イニシアチブで年次大会を初開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社がイベントを開催
リップル社が、大学ブロックチェーン研究イニシアチブの会議を主催。14か国、40校以上から200人の研究者や大学院生が一同に会し、学術的な観点からブロックチェーンや仮想通貨について議論した。

リップル社がイベントを開催

米リップル社が10月の3日から4日にかけて、「UBRI Connect 2019」をカリフォルニア大学バークレー校で開催した。

このイベントは、大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)の最初の年次大会だ。大会には、200人の開発者、研究者、大学院生が招待されている。14か国、40校以上からなる参加者達は、ビジネスや法律、エンジニアリングなどの分野を横断して、ブロックチェーンや仮想通貨についての意見を交換した。

今回のイベントは、リップル社においても、リップル社の投資部門「Xpring」や国際的な支払いネットワークであるリップルネットについての進捗状況や、これからの路程を報告する機会となったという。特にXpringは、有望なアイデアを持つデベロッパーに対して、ツールや資金を提供する用意があることを広く知らせることができたようだ。

セッションの1つでは、リップル社の最高技術責任者David Schwartz氏がXRPネットワークとXpringの違いを明示した。「リップルネットワークは、XRPによって支えられる金融機関同士を繋ぐネットワークであるが、XpringはXRPによる開発者のための支払いネットワークを構築している」と語った。

またリップル社の執行役員Doug Purdy氏も、XRPとInterledgerを活用した、どの通貨でも決済可能にする新たなディベロッパー・プラットフォームについて論じた。Interledgerとは、リップル社が提唱した決済手段の国際標準規格化プロジェクトで、クレジットカード会社や金融機関などの異なる台帳同士の互換性と即時決済を可能にするプラットフォームでもある。

大学ブロックチェーン研究イニシアチブ(UBRI)の現在

UBRIは、2018年6月に立ち上げられたばかりだが、現在すでに世界各国の34の大学とパートナーシップを結んでいる。その内の半分は米国だ。資金提供の上では、すでに以前からブロックチェーンなどの該当分野を研究している機関が選ばれているため、研究者が自らテーマを設定し、自分達の関心分野に集中できるように設計されている。

UBRIにおいては、仮想通貨関連分野である、ブロックチェーンテクノロジー、暗号化、デジタル資産、またフィンテックなどの研究が広く推進されている。また研究だけではなく教育部門でも、大学のカリキュラム開発や、新たなコースの設置、奨学金制度の設立などの促進を目的としている。

日本でも、東京大学と京都大学の2校のUBRIへの参加が、7月末に発表されたばかりだ。

関連東大と京大がリップル社のブロックチェーン研究プログラムに参加

CoinPostの関連記事

国際送金でXRPがステーブルコインより優れる理由=リップル社CEO
リップル社CEOのGarlinghouse氏は米Fortuneで、国際送金領域でXRPがステーブルコインより優れている理由を語った。XRPの流動性を高める出来事についてもコメントした。
加大手仮想通貨取引所「XRP台帳に基づく大型プロジェクトを準備中」 来月にも詳細公開へ
カナダのCoinFieldがXRP台帳に基づいた大型プロジェクトを控えていると公表した。今月15日に追加情報開示、詳細は来月発表する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア