CoinPostで今最も読まれています

宝くじの賞金2000万円をビットコイン(BTC)に投じた男性の投稿で賛否両論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

宝くじの賞金約18万ドルをBTCへ投資

宝くじで賞金50万ドルを勝ち取ったイリノイ州の男性が、今年5月にその半分をビットコイン(BTC)に投資したことを公表して話題になっている。

男性は、「Joxnlol」というハンドルネームを名乗り、証拠として当たりくじを握りしめた自分の写真も、掲示板サイトの「Reddit」に投稿している。

「Joxnlol」は4月19日に50万ドル(約5500万円)の賞金を獲得し、5月初旬にその半分をビットコインに投じた。50万ドルからは、税金が控除されて約35.7万ドルが手元に残ったため、実際に投資したのは約17万8千500ドル(約1900万円)だという。

男性の行動は、今のところ成功を納めているようだ。5月上旬当時、BTC価格は過去12か月の最安値(3,188ドル)から上昇基調に。6月下旬までに一時14,000ドルに達する場面があるなど、大幅な高騰を演じた。

出典:Coinpaprika

5月1日、BTCの価格は5,400ドル(約60万円)であったが、本記事執筆時現在には約9,300ドル(約100万円)付近で推移している。これまでのところでは「Joxnlol」の投資額は、約65%ほど増加したことが見積もられる。彼はその後の投稿で、今後について以下のように語っている。

少なくとも、もう1年間はホールドして売却せず動かさないつもりだ。緊急時のため、自分のため、そしてタトゥーを入れるためのお金を取っておく。私がこれまで主に賞金で行ったことといえば、新しい車を購入したことと、住宅の頭金を払ったことくらいだ。

ネット上では賛否両論

ネット上では、男性の行動が賛否両論を呼んでいる。

多くのコメントは、宝くじで当選したお金をビットコインに投資したことに好意的な見方だった。

だが、男性がBTCをトレーディングアプリのRobinhoodに保存していることから、コールド・ウォレットへの保管と、第三者機関へ保管を委託することのどちらがリスクが高いか議論がみられた。

また、自分の写真や資産をネット上に公開していることから、犯罪の対象になるのではという懸念も見られる。

「Joxnlol」はこれに答えて、すでに資産50万ドル超の人々の住宅区域に住んでいるため、自分だけが唯一の潜在的なターゲットではなく、「万が一BTCが100万ドルに値上がりしたとしても、もっとセキュリティを真剣に考えて、ホームレスのふりをして木の上に住むから大丈夫」と楽観視した。

統計情報サイトStatistaのデータによると、ビットコインの現在の時価総額は約1,700億ドル(約20兆円)で、2008年から2017年までの州および地方の宝くじ収益の約73%に相当している。

なお、新しい調査では、アメリカ国民の内、3,650万人が何らかの形で仮想通貨を所有していると推定されており、これが正しければ、2018年から2019年にかけて倍に増加している計算だ。

参考:Reddit

CoinPostの注目記事

米国人2700万人がビットコイン保有=コインベース「BTC11周年」記念レポート
ビットコインのサトシ・ナカモト論文11周年を記念し、コインベースが発展の歴史と現況レポートを公表した。国際的な関心増加に伴い、各国に需要を広げている状況を示す。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。
08:15
株式取引アプリのロビンフッド、欧州でSolanaステーキング提供開始
仮想通貨ソラナのステーキングはロビンフッドが提供する最初のステーキング商品だ。ローンチ時に提供するステーキング年利は5%前後となる。
07:20
ソラナのSuperteam、日本で発足
仮想通貨ソラナの技術の日本での普及を推進するSuperteam Japanが発足。今後の活動内容が明らかになった。
06:30
エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘
エルサルバドル政府は2021年以来、火山の地熱エネルギーを活用した300台のプロセッサを導入し環境に優しい方法で仮想通貨ビットコインの採掘を進めてきた。
06:05
ビットコイン66000ドル台まで反発、米CPI結果受け利下げ期待高まる
主要株価指数だけでなく、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株銘柄もCPI結果に反応し大きく反発した。
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア