はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33リサーチ分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨相場への影響分析

デジタル資産に関する分析を行う「K33リサーチ」は14日、破綻したFTXの顧客への返済は、暗号資産(仮想通貨)相場の強気要因になる可能性があるとの見解を示した。

FTXが、ソラナビットコインETF「GBTC」などの資産を売却して債権者に現金で返済しようとしていることが見解の根拠。破綻したマウントゴックスと、ジェネシスの債務者であるジェミナイ(Gemini)がユーザーに現物で返済する分の売り圧力を中長期的には相殺できるかもしれないとも述べている。

関連Gemini Earnユーザーに朗報、DCGから全債権回収の可能性

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

2022年11月に破綻したFTXは現在も破産手続きを進めている。今月には、再建計画が認められれば、FTX債権者の98%が請求額の少なくとも118%を現金で受け取れることが明らかになった。

元ユーザーやその他債権者に支払うために準備できる資金は145億ドルから163億ドル(約2.2から2.5兆円)になる見通し。一方で、仮想通貨での返済を求める声も上がってはいた。

関連FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み

返済時期について

また、K33リサーチは今回、3社の返済時期にも言及した。

FTXは、裁判所が再建計画を承認すれば2カ月以内に返済への取り組みを開始したいと考えていると、K33リサーチは指摘。そうすると、債権者が返済を受け取るのは24年4Q(10月から12月)になるとの見方を示した。一方で、ジェミナイの返済は6月初めとみられており、マウントゴックスは返済期限は10月末と説明している。

この点を考慮し、K33リサーチは返済期限の違いから「相場は夏に低迷し、年末に向かって堅調に上昇する可能性がある」との見解を示した。

計画によるとマウントゴックスは、ビットコインを14万2,000 BTC(現レートで1.4兆円相当)、ビットコインキャッシュを14万3,000 BCH(同100億円相当)、さらに日本円で690億円を債権者に返済することになる。

関連マウントゴックス弁済巡る思惑強まる、公式サイトで日本円などの支払いオプション提示か

また、ジェミナイを巡っては今年2月、裁判所が最低でも11億ドル(約1,690億円)を対象のユーザーに返済するように命じた。

マウントゴックスとジェミナイの返済分の合計は約1.6兆円であるため、たしかにFTXが返済に準備する額の方が多いことになる。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。
13:50
米ステーブルコイン法案、来週末までの成立視野に 次の「起爆剤」との見解も
米上院のステーブルコイン法案「GENIUS法案」で新たな超党派修正案が決定された。消費者保護や倫理規定が強化され、5月19日に討論終結投票が予定されている。
11:58
ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服
仮想通貨ビットコインは104,100ドルと高値圏で推移、アルト市場ではメイプルストーリー(NXPC)はバイナンス対応で一時高騰したほか、XRPは7,300万ドル相当の大口売りとリップル和解手続き却下で下落した。コインベースはサイバー攻撃で最大4億ドルの損失も被害者への返金を約束した。
11:30
ブラックロックの「BUIDL」、初めてDeFiと接続へ アバランチ利用で
ブラックロックの米国債ファンド「BUIDL」がアバランチ上のプロトコル「Euler」に導入された。セキュリタイズは、機関投資家のDeFi参入を促進する一歩になったとしている。
10:55
加速する企業のビットコイン争奪戦、米上場のDDC社が5000BTC取得計画
香港発DDCエンタープライズが5000ビットコイン取得計画を発表。テザーの4812BTC購入、アデンタックスの8000BTC購入のための交渉、ウクライナの国家準備金構想など、企業・国家レベルでビットコイン争奪戦が激化。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧