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中国国家外貨管理局、ブロックチェーン利用の金融プラットフォームの試験運用を拡大へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国国家外貨管理局のブロックチェーン

中国国家外貨管理局(SAFE)はブロックチェーンを利用したクロスボーダー決済・貿易金融向けの金融プラットフォームの対象となる省、市の数を9から約20へ拡大した。中国系英字メディアなどが報じている。

*SAFEは中国において国内の外貨為替市場・外貨準備の管理などを行う行政機関。

同プラットフォームは輸出向けの金融サービスと、国際間でビジネスを行う企業向けの情報検証サービスが使える口座を提供しており、利用する企業のほとんどは中小企業だという。

中国の浙江省を拠点とするブロックチェーン企業のBlockchain Technology Research Instituteが開発するブロックチェーン・レジストリ・オープン・プラットフォーム(BROP)のブロックチェーン技術を統合することにより、取引にかかる時間は従来の1〜2日から15分へと大幅に短縮できたという。

プラットフォームは今年3月にローンチされ、中国人民銀行のデジタル通貨研究所が関わる「港湾エリア貿易金融ブロックチェーンプラットフォーム」プロジェクトに次ぐ、中国の国家機関が進める国家級プロジェクトだ。

ブロックチェーンアナリストのCao Yin氏はGlobal Times紙に対して、「伝統的な金融プロセスは多くの人の手を必要とし、金融詐欺を行える余地があるが、(中略)、ブロックチェーンのシステムは人が介在する余地をほぼ持たない」と述べている。

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