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23兆円運用のシンガポール国有ファンドがリブラ協会に参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラに初の国有ファンド

シンガポールの国有ファンド『Temasek』がリブラ協会に参加することが分かった。Temasekの他に、暗号資産(仮想通貨)投資会社のParadigm、ベンチャーキャピタルのSlow Venturesも同協会に新たに参画している。

先月、リブラ協会は仮想通貨リブラに関する新たなホワイトペーパーを公開。規制当局により準拠する形で、まずは各法定通貨に裏付けられる単一型ステーブルコインの発行計画を発表した。

そうした中、Temasekはこの新しい仮想通貨リブラを利用する、より優れた支払いシステムのローンチに高い関心を示した格好だ。また、シンガポールドル(SGD)が初期の頃からリブラの計画で重要視されていた理由も、今回の参加に繋がったと見られる。

Temasekの副CEOは、今回の参画について以下のように話す。

我々がリブラ協会のメンバーとして参加することで、費用対効果の高い決済システムを構築するための、規制に即したグローバルなネットワーク作りに貢献できるだろう。

Temasekはシンガポール政府が所有する投資法人で、国内外で積極的な投資活動を展開しており、その運用資金は2160億ドル(約23兆円)にのぼる。

その投資対象はメディアやテクノロジー、不動産、エネルギーなど多岐にわたり、同社は人工知能および、ブロックチェーン技術という2つの分野に特化したチームも編成している。

昨年には、大手取引所バイナンスがTemasekのベンチャーキャピタルであるVertex Venturesから戦略的投資を受けた事例もある。

リブラの再生

リブラ協会は、当初のローンチ日程であった2020年前半までに100社のメンバーを迎えることを目指したが、各国規制当局の圧力を受け、VisaやMastercard等大手設立メンバーは相次いで脱退。しかし、当初の法定通貨バスケット型リブラから、規制に乗っ取った単一通貨リブラの計画に変更したことで、再び企業が続々と新規参入してきている。

さらに先日、リブラ協会は元大統領のブッシュ・オバマ政権下で財務省のテロ・金融情報局の初代次官を務めた経験を持つStuart Leveyを最高経営責任者(CEO)に指名。今後、よりオーソドックスな路線で事業を進めていく見通しだ。

参考:The Libra Association announces new members

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