CoinPostで今最も読まれています

デジタルガレージ子会社、仮想通貨の大口OTC市場に特化した商用サービス開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「SETTLENET」の商用サービスを開始

株式会社デジタルガレージの子会社でフィンテック分野におけるブロックチェーン金融サービス事業を展開するクリプトガレージ(Crypto Garage)は9日、仮想通貨の大口OTC市場に特化した決済プラットフォームSETTLENETの商用サービスを開始した。

SETTLENETは、トレーディング会社や取引所、資産運用会社、ブローカーに向けた商用サービス。カナダのブロックチェーン開発企業Blockstreamが開発したサイドチェーン=Liquid Network上で、取引所の仲介なしで仮想通貨取引を行う事が可能になる「アトミックスワップ」を行う。

これまでOTC市場の問題点として、「売買成立のあと、売買対象となる暗号資産とその決済代金である法定通貨の受け渡しが、それぞれ分断された手段で実施されており、カウンターパーティリスクが存在し、発生し得る」、と指摘。また、「第三者のクリアリングハウスや決済機関に暗号資産を預託することで、暗号資産の同時受け渡しを実現可能だが、全世界の市場参加者から等しく信用される統一決済機関の設立は極めて困難」、との懸念点もあった。

ブロックチェーン上の資産の管理権を第三者に引き渡すことなく、取引当事者間での資産の同時交換を、取引成立から平均2分以内で実現する。

本プラットフォームに参加することで、既存の取引先との決済リスクを低減するだけでなく、リスクを抑えた形で取引相手を拡充可能だ。(Crypto Garageより)

出典:garage.co.jp

発表によると、クリプトガレージが、昨年1月から日本政府の規制サンドボックス制度を利用、「SETTLENET」の実証試験を実施。この実証で、交換業者など市場参加者が、ビットコインのサイドチェーン上で暗号資産と日本円を同時決済することに成功し、2020年1月に実証を終えた。そのため、今回「SETTLENET」の商用化に至ったという。

参考:garage

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/09 木曜日
15:00
米下院、SECによる仮想通貨保管のガイドライン覆す決議案を可決
米国連邦議会下院は、議会審査法に基づき、証券取引委員会が発行した仮想通貨の保管に関する会計公報121号(SAB121)を覆す決議案を可決した。ホワイトハウスはこの決議案に拒否権を行使すると警告した。
14:00
米ロビンフッド1Q決算報告 仮想通貨収益倍増
大手取引アプリ米ロビンフッドは2024年第1四半期(1~3月)の決算報告を発表。仮想通貨収益が前年同期比で倍増していた。
13:20
DeFimansが中高生向けにWeb3講座を開催 筑波大学附属駒場で
株式会社DeFimansが筑波大学附属駒場中・高等学校で中学1年生から高校2年生を対象にWeb3講座を開催。ブロックチェーンとAIの活用案を考えるワークショップなど次世代育成に注力。
12:00
米トランプ前大統領、NFT購入者と夕食へ 仮想通貨に肯定発言も
米トランプ前大統領は独自NFTの特典として購入者らと夕食をとって過ごす。トランプ氏は仮想通貨に対してさらに肯定的な発言をしたところだ。
11:10
トランプ前大統領が異例発言、仮想通貨業界を味方に
今回の発言を受け業界の一部からトランプ氏を次期大統領として支持する声が増えているが、政治家として支持者を得るためのリップサービスにすぎないとの懸念も見られている。
10:20
金融庁、デジタル証券(ST)の規制緩和へ
日本の金融庁はデジタル証券(ST)を普及させるため規制を緩和することがわかった。早ければ8月にも内閣府令を改正する計画である。
10:00
Polyhedra、ゼロ知識証明の生成スピードで業界標準を刷新
Polyhedra Networkが新たに発表したZK証明プルーバー「Expander」は、業界標準を超えるゼロ知識証明の生成スピードを実現し、セキュリティと効率を大幅に向上する。
07:45
コインチェック、ナスダック上場申請で進展
De-SPACで仮想通貨取引所コインチェックのナスダック上場を目指すTHCPは、SECに申請書類を提出したことを発表。その後にコインチェックは、登録書類を公開することを発表した。
07:20
zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの一種だ。
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア