CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ユーザー、世界で1億人突破=ケンブリッジ大学調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界で1億人突破

イギリス名門のケンブリッジ大学に属するオルタナティブ金融センターは最新研究レポートで、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を保有しているユーザーが世界で1億人を突破していることを報告した。

研究レポートでは、2020年第3四半期(7〜9月期)の時点で仮想通貨取引所で開かれた口座の総数を調査、該当数を1億9100万とした。1人で複数の口座を持つ場合を除外したユニーク利用者は、1億100万人と試算されている。

調査では、取引所以外のウォレットを持つユーザー数を含めていないため、実際の仮想通貨ユーザーが1億100万人を超えている可能性は十分に高いことを示している。

最も採掘されている銘柄

また、地域別のマイニング(採掘)状況と最も採掘されている通貨の差にもレポートでは触れた。

アジアパシフィック、欧州、ラテンアメリカ、北米においても最も採掘されているのはビットコインであったが、2番目に採掘されている通貨に差が見られた。地域ではアジアパシフィックとラテンアメリカで、イーサリアムが2位。北米(38%)では、ビットコインキャッシュ(BCH)のほうがより人気度が高い結果となったようだ。

一方、アジアパシフィックと欧州では、イーサリアムとビットコインキャッシュのマイニング人気度は概ね同水準で推移しているという。

出典:Cambridge Centre for Alternative Finance

アルトコインの中で、イーサリアムとビットコインキャッシュ以外で最も採掘されている銘柄は、全地域においてライトコイン(LTC)が挙がった。ダッシュ(DASH)も各地域で一定数マイニングされていることがデータで示された。

一方、イーサリアムクラシック(ETC)とZCash(ZEC)はラテンアメリカではハッシュレートのインプットが「0」となっている。

日本円の躍進

レポートは、取引所等サービスプロバイダーによる法定通貨のサポート状況も明らかになった。中では、日本円の躍進が見られた。

最もサポートされているのは米ドルで、サービス提供者の比率は2018年の47%から59%に増加。一方、日本円は9%から21%へと増加し、サポート通貨における成長幅が最も大きかった。

出典:Cambridge Centre for Alternative Finance

ケンブリッジ大学のオルタナティブ金融センターは、規制環境の改善および透明性の向上が法定通貨サポートの増加につながったと指摘。これまでサービスプロバイダーは法定通貨の取扱いにかかる規制を避けるためにサポートを避けていたが、その状況が改善されている格好だ。

参考:Cambridge Centre for Alternative Finance

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア