CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン2万ドルの大台迫る、コインベースがイーサリアムのステーキングサービスを予告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)

海外大手取引所Bitstampでは過去最高値19,666ドル、Binanceでは過去最高値19,799ドルを更新した。

なお、米大手取引所コインベースが17年12月に記録した過去最高値19,891ドル(207.5万円)に対し、bitFlyerの過去最高値は231万円。コインチェックは222万円を付けている。

国内外の取引所間で最高値に大きな差が出ているのは、ボラティリティ急拡大局面における相場のオーバーシュートのほか、3年間で円高が進行したためだ。外国為替市場における17年12月17日のドル/円相場は、概ね113円台で推移していた。 20年12月現在104.4円であることを踏まえると、約9円幅で1BTC=20,000ドル時に約18万円もの差が生じることになる。

BTC月足

月足終値では、過去最高値を35%上回る水準で大陽線を付けてクローズしており、マクロの観点からは極めて強気と言えるだろう。

一方で、先週の急落後の調整不十分であることから再び相場の過熱感が台頭し始めているほか、2万ドル付近の心理的節目で売りが積まれている。ATH(All Time High)の達成感からも乱高下のリスクに注意したい局面といえそうだ。

イーサリアム2が稼働

1日21時(日本時間)には、次世代チェーン・イーサリアム2.0(ETH2)の複数年アップグレードの第一歩となる「ビーコンチェーン」稼働が控える。

関連:イーサリアム2.0起動、本日夜

イーサリアムのステーキングについては、米大手取引所コインベースやクラーケンがサポートを発表した。

21年初頭から、対象ユーザー向けにサービスの詳細を発表予定としている。

コインベース公式アナウンスによれば、同取引のユーザーはアカウントのETHをETH2に変換することで、ステーキング報酬を獲得することが出来るようになる。 預け入れたETH2トークンはその仕様上、ビーコンチェーンにロックされたままだが、コインベースでは、ETH2、ETH、及びサポートされている他すべての通貨間取引を可能にし、流動性を提供するとしている。

ビットコインなどPoW通貨のマイニング(採掘)の代替手段にあたるステーキングは、トークンの保有量に基づくコンセンサスアルゴリズムであり、保有量に応じてブロック生成権を得られるもので、バリデータがネットワークのセキュリティを維持するためのインセンティブとして機能する。

仮想通貨を自由に動かせない状態(ロック状態)にしてネットワーク維持に貢献するとともに、その対価として運用益を受け取ることができる仕組みであり、仮想通貨ウォレットから直接ステークすることが出来るほか、バイナンスステーキングなど取引所のサービスも活発だ。

関連:ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

国内では2020年1月、コインチェックが仮想通貨Liskのステーキングサービスをローンチして好評を博しており、2021年に予定されるフェーズ1.5における「シャードチェーン・メインネット稼働、及びPoS移行」を踏まえ、イーサリアムのステーキングサービスを検討している可能性が高い。

  • フェーズ0:2020年(バリデータを管理する「ビーコンチェーン/Beacon Chain」実装)
  • フェーズ1:2021年(ユーザーが利用する「シャードチェーン」実装)
  • フェーズ1.5:2021年(シャードチェーン・メインネット稼働、PoS移行)
  • フェーズ2:2021年〜(シャードチェーンの全稼働)

長期保有及びステーキング目的の現物ロックアップの増加は、需給面からもイーサリアム価格にはポジティブといえる。

次世代チェーンのETH2は、ブロックチェーン開発において最大の障壁となっている2つの課題、スケーラビリティ問題とトランザクションに関するガス代高騰を解決するための大きなプロセスだ。

今年6月以降のDeFi(分散型金融)市場の隆盛に伴いGas代が高騰、多くのdApps(分散型アプリケーション)に深刻な影響をもたらしていた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア