CoinPostで今最も読まれています

性別や年齢で仮想通貨の認識ギャップ浮き彫りに——オーストラリア意識調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

年齢や性別で仮想通貨投資意識にギャップ

オーストラリアの暗号資産(仮想通貨)取引所Independent Reserveが、仮想通貨への投資意識調査を発表。調査対象のオーストラリア人の5人に1人が、何らかの仮想通貨を所有していることが分かった。

調査は1100人以上のオーストラリア人を対象としたもの。18%以上の人々が、今後12ヶ月以内に仮想通貨を購入する予定だと回答している。一方で、女性や45歳以上の人は、より仮想通貨に消極的であることも判明した。

independentreserve.com

年齢層別に見ると、月に500ドル(約5万円)以上の取引に支出している割合が一番高いのは25-34歳の13%で、他の年代と比較して、4.7倍高くなっていた。18-24歳、35-44歳がそれぞれ6%弱とこれに続いている。

また、毎月1万ドル以上の投資を行うハイエンド層の割合は、2019年の1.3%から2020年には2.3%とほぼ倍増していた。

ビットコインを詐欺だと考える回答者は、2019年の21.3%から17.3%に減った。またビットコインを価値の貯蓄手段だと考えるオーストラリア人は増えており、2019年の16.7%から19.1%に上昇している。

independentreserve.com

10年後のビットコイン価格については、年齢層により評価に差があった。45歳未満では、1BTCあたり1万ドル以上としたのが59%、3万ドル以上としたのが18%であったが、45歳以上の世代では1万ドル以上は85%、3万ドル以上は6%という予測になっている。

さらに年齢層の他にも、女性と男性の間でも仮想通貨に対しての意識が分かれている。

何らかの仮想通貨を所有する割合は、男性が27%だったのに対して女性は10%であり、仮想通貨を来年購入する可能性があるとした女性は12.4%で、男性の半分にとどまった。また投資額についても、仮想通貨に月間100ドル以上を費やす者の割合は、男性の15%に対して女性は6%のみである。

将来予測についても、ビットコイン価格が2030年に3万ドル以上になると考えている女性はわずか7%で、男性の半分以下の割合だった。こうした結果からは、より年上の世代や女性について、仮想通貨がさらに普及する余地があることが窺える。

コロナ禍の影響

COVID-19の影響についても質問が設けられていた。2020年に仮想通貨を購入するつもりだった人のうち、結局購入しなかった人の36%が、その決定はCOVID-19パンデミックによる経済停滞の影響を直接受けていると回答した。一方21%は、経済的にマイナスの影響を受けながら、仮想通貨を購入している。

新型コロナの影響で行われる金融緩和についても、世代間で意識が異なっていた。

オーストラリアでは、11月よりオーストラリア準備銀行を通じて1,000億ドル規模の量的緩和が行われている。25~34歳の若い世代は、55~64歳の層よりも、このことが自分たちの経済的な将来に与える影響を心配する割合が3倍高かった。このことも投資意識に影響を与えている可能性がありそうだ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア