CoinPostで今最も読まれています

TwitterのドーシーCEO、トランプ大統領のアカウント凍結騒動に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ジャック・ドーシーCEOの見解

先週6日に発生した、米首都ワシントンDC連邦議会に向けた暴動から約1週間後、Twitter社のCEOであるJack Dorsey氏がツイッター上で自身の見解を示した。波紋を呼んだ米トランプ大統領アカウント凍結(永久追放)は、「ツイッター社にとって正しい決断だった」と言及している。

トランプ氏のアカウント凍結の要因としては、暴力を煽動する言動を繰り返し、「公共の安全(public safety)」を脅かした可能性があることを挙げている。ツイッター上で暴力を扇動するような発言した結果としての悲劇発生は明らかであり、やむを得ず取り締まるに至ったと説明した。

6日の米議会襲撃事件を受けたアカウント凍結の波紋

これに先駆けツイッター社は、先日発生した米国首都の連邦議会襲撃事件を受け、トランプ大統領のアカウント永久凍結を表明した。ツイッター社は、トランプ大統領のツイートが支持者の暴徒化に加担した可能性があることなどを要因に挙げている。

その上でトランプ大統領のアカウント凍結についてDorsey氏は「誇れることではない」と形容し、ツイッター社が「健全な会話(発言の自由)の促進に最終的に失敗した」結果であると述べた。

また、Twitter社の大統領アカウント凍結後、フェイスブックやユーチューブなど大手SNS各社が追従するようにトランプ大統領のアカウント及び関連コンテンツを凍結・非公開にした事例について、「協調された動きではなく、各社が独自の決断に至った」と説明した。

一方で、公の場における人々の対話を妨げる発言の自由の観点からは「良くない前例」を作ってしまったと懸念もみせた。トランプ支持者の間ではさらなる暴動の可能性も浮上していることから、直近ではこのような規制を必要としつつ、長期的にはこのような言論の規制は「オープンなインターネットの理想に反する」と苦渋の決断であったことを明かしている。

ビットコインはネット上の在るべき姿

その上でDorsey氏は、自身が仮想通貨に情熱を持つ理由としてビットコインが「特定の人物や団体にコントロールされていない、非中央集権的な技術」である点を挙げ、これこそがインターネットの在るべき姿だと形容した。

ビットコインのようにオープンで分散化された技術はソーシャルメディアの領域において適用されるべきだとして、ツイッター社が2019年末に出資を表明したSNSプラットフォーム「Blue Sky」を挙げている。

Blue Skyは2019年12月に発表された分散化されたソーシャルメディア用のクライアント(アプリケーション)。中央集権的な企業に代わり、ユーザーがプロトコルへアクセスできる非中央集権的なSNS実装を目指しており、ツイッター社からは完全に独立した非営利組織となっている。

Dorsey氏によると既存のSNSメディアに導入するか、全く新しいプラットフォームとなるか未定であるものの、「インターネット上での公な会話の場」構築を目指し、求人と開発を続けていると説明した。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア