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XRP(リップル)が50円台まで高騰、背景に米個人投資家グループの影

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Redditで結束する個人投資家の動き

米ゲームストップ社の株価高騰(GME)や仮想通貨ドージコイン(DOGE)の高騰に関連し、海外SNSサイトRedditのWallStreetBets(WSB)など、個人投資家グループの動向が市場の関心を集めている。

XRPの高騰にも影響か

GameStop(GME)株、ドージコインの次のパンプ対象として、シルバー(銀)のほか、仮想通貨XRP(リップル)も着眼された。

週末にかけて一躍人気を集めたのが、WSBのクリプト版として注目された「r/SatoshiStreetBets」だ。急騰したドージコイン(DOGE)の次に、仮想通貨XRPのパンプが呼びかけられており、影響した可能性がある。

同コミュニティー及びSNS上では、XRPを「2月1日22時半」(日本時間)に購入と保有(≒パンプ)を呼びかける専用のテレグラムグループが拡散された。2月1日9時時点で、同グループは定員上限の20万人に達している。

出典:Telegram

仮想通貨XRP(リップル)は、米証券取引委員会(SEC)からリップル社が提訴されたことを受け低迷していたが、昨日より急動意。50円台まで大幅反発した。

出典:CoinMarketCap

リップル社の首席弁護士Stuart Alderoty氏は、日本時間30日午前3時頃、提訴を受けていた米SEC(証券取引委員会)に対して93ページに渡る反論文書提出を発表した。リップル社側の反論提出は、「2〜3週間後を目処に行う」ことが提訴直後にあらかじめ予告されていたことから、この材料を手がかりにやや遅れてパンプされた可能性がある。

Redditコミュニティーの投機対象となったドージは現在乱高下しており、XRPも同様の推移をたどる可能性もあることから、注意する必要がある。

ドージコイン(DOGE)

DOGE価格も、一時10倍以上価格が急騰。時価総額10位以内まで急浮上した。(現在は時価総額14位)

出典:CoinMarketCap

関連:ドージコイン(DOGE)急騰、仮想通貨時価総額トップ10入り

発端は、ゲームストップ(GME)急騰

Redditは、海外の大手SNSサイトだ。

政治や趣味など、様々なトピック毎のスレッドとコミュニティーが作成できる同サイトで、その中でも一躍注目を集めたのは、一連の騒動の発端となった「r/wallstreetbets」(以下、WSB)だった。

同コミュニティのターゲットにされたのは、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、業績が低迷していたゲーム小売り業のゲームストップ社(GME)。

ヘッジファンドのショートが積み上がっていたことなどから、WSBが結託して買い注文を呼びかけ、コミュニティ内で共感を得て急拡散。GME価格は、20日時点の39ドル台から27日には一時347ドルの高値をつけた。

出典:NASDAQ

これにより、GME株をショートしていた大手ヘッジファンドのMelvin Capital社は53%もの大規模損失を計上。同ファンドに出資している大手ヘッジファンドのCitadelやPoint72社は、救済措置として追加で27億5000ドル(約2860億円)相当の出資を行った。

ゲームストップ株の他にも、映画チェーンのAMCなども株価が高騰するなど、類似例が挙げられる。このような異常事態を受け、株取引アプリRobinhoodでは28日、「市場のボラティリティを考慮」してゲームストップ株などの取引制限を発表。米民主党議員のオカシオ=コルテス議員や共和党のクルーズ議員などが超党派で異論を示すなど混乱を招いている。

米SEC(証券取引委員会)も先月29日、市場の乱高下について声明を発表。「投資家の利益を守り公正で秩序ある効率的な市場を維持するために、現在市場の急激な変動を緊密に監視しており、不正取引があった場合、投資家を保護するために行動する」という方針が示された。

関連:未曾有の踏み上げ相場で米ゲームストップ株暴騰、仮想通貨にポジティブとの評も

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