CoinPostで今最も読まれています

著名投資家ビル・ミラー運用ファンド、ビットコインの可能性を強調

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

GBTCを保有するミラー氏のファンド

著名投資家ビル・ミラー氏が設立したファンド「Miller Opportunity Trust」は、最新の投資家向けレポートで、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)へのエクスポージャーについて言及。ビットコインの魅力を改めて説明した。

エクスポージャーとは

英語でexposure。金融ポートフォリオの中で、ある資産の価格変動などに影響を受けること。資産の運用や保有など、またはその金額や比率のこと。

▶️仮想通貨用語集

Miller Opportunity Trustは、第2四半期に米証券取引委員会(SEC)から、グレースケールのビットコイン投資信託(GBTC)を購入する承認を得た。SECへの提出書類によると、6月30日までに150万口のGBTC(時価67億円相当)を保有している。

グレースケールビットコイン投資信託(GBTC)とは

米グレースケールが提供する適格投資家向けの金融商品。証券口座からビットコインに関連した取引ができる優位性を持つ。ビットコインか米ドルをGBTCに預け入れることで受益証券を受け取ることができる。ロックアップ期間は半年で、その後セカンダリーマーケットで売却も行える。

▶️仮想通貨用語集

「ビットコインのリターンは魅力的」

この投資について、Miller Opportunity Trustは次のように説明している。(時価総額は7月9日頃の数字)

当四半期において、ビットコインが下落したことにより、GBTCは原資産であるビットコインに対する割引率が大きくなり、さらに潜在的な利点を示した。(GBTC価格がマイナスプレミアムであり、ビットコイン現物購入より割引価格で購入できる点)

当社は、ビットコインが「デジタル・ゴールド」の一形態として大きな可能性を秘めていると考えている。

金の時価総額が11兆ドル(約1,200兆円)以上であるとされるのに対し、ビットコインの時価総額は6,000億ドル(約65兆円)程度であり、追いつくにはこの先長くかかるだろう。ただし、今のビットコインは、継続的な導入曲線の初期段階にあり、ボラティリティ(価格変動)が大きくなりやすいが、リスクに対するリターンは魅力的だと考えられる。

この先も、ビットコインの採用が拡大していくと予測した格好だ。

GBTCの現物ビットコインに対する価格差は、2月末にマイナスに転じた。その後一時的にプラスに転じたものの、3月以降はマイナス乖離が続いており、記事執筆時点では約13%のマイナスだ。

関連グレースケール投信の「マイナス乖離」が過去最低の-10%台に、ビットコイン市場に及ぼす影響は?

SECへの報告書類によると、6月30日時点で、Miller Opportunity Trustは、ポートフォリオの1.6%を、GBTCの形で仮想通貨に投資している。

ビル・ミラー氏は、ビットコインに強気なことで知られており、1月にも投資家向けレターの中で「ビットコインのように流動性と価格の上昇可能性を兼ね備えた資産は他にはない」との見解を示していた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア