CoinPostで今最も読まれています

米コロラド州知事、仮想通貨による納税システムを再び提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインによる納税を構想

米コロラド州知事は29日、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)による州税支払いを可能にすることを、引き続き提案していく姿勢を示した。全米知事協会での発言をブルームバーグが報道した。

コロラド州のJared Polis知事は、仮想通貨市場が下落局面を迎えた現在でも、この考えに変更がないとの見解を明らかにした。

Polis知事は、受け取った仮想通貨を即座に米ドルに変換するシステムを構想していると発言。以下のように構想を語った。

コロラド州が、仮想通貨の形で資産を保有することは一切ないだろう。受け取った仮想通貨は、取引発生時に即座に米ドルに変換される。

州政府は、よかれあしかれ、投機的な側面に参加することに関心は持たないだろう。単純に決済のための交換手段として使うだけだ。

また、こうした仕組みは、グローバル企業が外貨決済を受け付けることにも似ていると続けている。

Polis知事は以前より仮想通貨支持派で、2014年という早い時期から選挙資金の寄付をビットコインでも受け付けている。

21年5月には、大型仮想通貨カンファレンス「コンセンサス2021」で、「様々な仮想通貨での税金支払いを受け付ける最初の州になれれば、とても嬉しい」と語っていた。

また、「コロラド州はブロックチェーン・イノベーションを先導しており、これからも、関連インフラ、デジタル・アイデンティティなどの分野で、イノベーターを引き寄せたい」とも述べていた。

なお、米国では既に仮想通貨による納税システムが設置された事例がある。オハイオ州は2018年、企業が仮想通貨を使って納税できる「OhioCrypto.com」を創設。しかし、同プログラムでは利用企業が少なかったため、2019年にサービス終了した経緯がある。

関連:米オハイオ州、米国初の「仮想通貨ビットコイン納税サービス」を停止

デジタル・アイデンティティとは

人、組織、デバイスなどをコンピュータで処理するためのアイデンティティ(ID)情報。本人の身元情報、権利・資格などの確認、ネットワーク上での手続きやデータ共有などを可能にする。

▶️仮想通貨用語集

ビットコイン法定通貨化の提案

米国では、最近テキサス州やアリゾナ州でも、仮想通貨関連の動きが活発化しているところだ。

アリゾナ州では25日、ビットコインを州の法定通貨にする法案が提出された。

また、テキサス州知事に立候補しているDon Huffines氏も、当選した場合は仮想通貨を推進する政策を行うと宣言。同氏は、州においてビットコインの法定通貨化を検討すること、仮想通貨保有者やマイナーの保護、仮想通貨マイニングにおけるフレアガス利用の促進などを挙げた。

なお、米国の憲法では、州が独自の法定通貨を定めることは認められていない。州がビットコインを法定通貨とすることについて、実現可能性は不明だ。

関連テキサス州知事候補、州政府のビットコイン保有や法定通貨化検討を主要政策に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア