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テキサス州知事候補、州政府のビットコイン保有や法定通貨化検討を主要政策に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン保有や法定通貨化を推奨

米テキサス州知事のDon Huffines立候補は21日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を州内で法定通貨として認めるなど、友好的な法整備を進めていく政策を発表した。

Huffines氏は米ダラス周辺の事業家。過去にはテキサス上院議員も歴任した共和党派の立候補者である。

現職のAbott知事と同じ共和党派であるものの、21年2月に発生した大寒波の影響による大停電や投票方法などの複数の対応や政策スタンスを批判。より保守的な政策を進めていく姿勢を示した。

また、メキシコとの国境における政策や電力網における政策のほかにも「ビットコインと仮想通貨」を主要政策に盛り込み、以下の規制案を導入していく方針を明かしている。

  • ビットコイン・仮想通貨政策委員会の設立
  • ビットコインの法定通貨化検討
  • より強固で信頼性の強い電力網の構築およびマイニングにおけるフレアガス利用の促進
  • 州政府のビットコイン保有および市民の保有・採掘・取引の障壁を無くす
  • テキサス州内のビットコイン・仮想通貨保有者およびマイナーを連邦政府から保護
  • 地元当局のビットコイン・マイナー及び保有者の取り締まりを禁止

Huffines氏はまず、仮想通貨をテキサス州内で法定通貨として採用するメリットを調査する目的でビットコイン・仮想通貨政策委員会を設立すると発言。米ドルと並行する形で州内の商取引においてビットコインを利用できる状況を整える狙いがあると説明した。

また、テキサス州内に多く展開している仮想通貨マイニング業者ら電力会社と連携してよりより強固で信頼性の強い電力網を構築していくことに意欲を示した。Huffines氏は現状テキサス州が風力発言に頼り過ぎていると述べ、BTCマイニングにおけるフレアガスや放出ガスの利用を認めるとしている。

さらに、連邦政府から市民や州政府が仮想通貨を保有したりマイニング、取引することを妨げることを保護する項目も取り入れていくと説明。金融緩和政策による大量のドル発行に伴うインフレに対処する手段として、テキサス州政府もビットコインを保有するべきだと主張した。

テキサス州ではこれまでも仮想通貨マイニング企業の拠点として注目を集めている。米国の大手マイニング企業はテキサス州に大型のデータセンターを展開している。

また、マイニング大手Genesis社は21年11月にもテキサス西部でエネルギー消費の4割以上を風力発電や太陽光などの再生可能エネルギーから得るマイニング拠点の設立を表明していた。

関連:大手仮想通貨マイニング企業Genesis、米テキサス州に大規模施設を建設へ

ビットコイン政策についてHuffines氏は以下のようにコメントした。

私は何年もビットコインを保有しており、その価値観と資産クラスとしての価値、そして通貨としての将来性を強く信じている。

イノベーションにおけるリーダーとして、テキサスはビットコイン政策と仮想通貨の採択の面でこの国を主導していくべきだ。

私はテキサスをビットコインの牙城にして業界を連邦政府から守っていくことにコミットしていく。

Huffines氏が掲げる州内におけるビットコインの法定通貨化と州政府のビットコイン保有は中南米エルサルバドルのブケレ大統領の政策を彷彿とさせるものがある。同国ではテキサス州同様、仮想通貨マイニングを含めた画期的な政策を導入している。

関連:エルサルバドル、ビットコイン債券の法案策定進む

なお、Huffines氏が立候補しているテキサス州の州知事選は22年11月8日を予定。現職2期目のAbbott知事も再選を図るほか、民主党からは2020年大統領選にも立候補した経歴を持つBeto O’Rourke議員が立候補している。

ただ、21年11月時点での投票者アンケートでは、共和党派からはAbbott知事の支持率はトップの65%に対し、Huffines氏は3%を記録するなど、現状では選挙活動は好ましくない状況だと言えだろう。

出典:UT Tyler

焦点の一つは仮想通貨政策

なお、現職のAbbott知事も仮想通貨・ブロックチェーン業界を高く評価して、積極的な規制を導入してきた経歴を持つ。

21年6月にはブロックチェーンは「成長中の業界であり、今後も参与していくべき」と発言。仮想通貨マイニングの一大拠点になりつつある状況にも好感を示していた。

関連: 米テキサス州、仮想通貨法案2つを施行

ブルームバーグの報道では、Abbott知事が昨秋、マイニング企業と会談し、さらに多くのデータセンターを設立することで、電力企業の需要を高める案を検討していることが判明。既に、テキサス州内では電力網の停電が懸念視される中、逆に電力消費量を増やす特攻策を考えていることがわかった。

米国では連邦議会でも州単位でも共和党派議員が仮想通貨を推進する傾向があり、O’Rourke議員は現段階では仮想通貨に関するスタンスは明らかにしていない。

また、米ホワイトハウスも2月頃を念頭に、仮想通貨を対象とした大統領令(国家安全保障に関する覚書(NSM))の発令を検討していることも示唆されている。

関連:米政府、仮想通貨を国家安全保障問題として規制か=報道

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