CoinPostで今最も読まれています

高速ブロックチェーン「アバランチ」、BAYCのメタバース「Otherside」を誘致へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アバランチブロックチェーンの活用を提案

暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)のプロジェクトは、人気NFT(非代替性トークン)コレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」のメタバース「Otherside」を、アバランチのブロックチェーン上で展開するよう提案を行った。

これからOthersideのコミュニティが拡大した場合でも、アバランチのブロックチェーンであれば処理を速め、安価なガス代で利用できると主張。また、アバランチを開発するAva Labsがサポートを提供するとも説明した。一方で今回の提案には、アバランチのブロックチェーンではなく、イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを利用すべきだとの反対意見も上がっている。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

Othersideを巡っては先月末に始まった仮想土地「Otherdeeds」の販売で注文が殺到し、イーサリアムブロックチェーンの混雑を招いた。それによってガス代が高騰し、BAYCを制作するYuga Labsが、Otherdeedsの購入に失敗したユーザーにガス代を返金する事態にまで発展している。

Yuga Labsは注文が殺到しないようにオークション形式ではなく固定価格で販売することなどの対策を講じたが、結局はイーサリアムブロックチェーンの混雑を招いたことで批判の声も上がっており、今後は独自チェーンに移行することも検討すると説明していた。

関連BAYCのメタバースプロジェクト、仮想土地購入に失敗したユーザーにETHガス代の返金を完了

サブネットを活用

アバランチのブロックチェーンには、「サブネット(Subnet)」というネットワークがある。サブネットは複数のバリデータで構成されており、そのネットワークの中で独自のブロックチェーンを展開することが可能だ。サブネット内のブロックチェーンは、ユースケースに合わせてカスタマイズもできる。

関連初心者でもわかるAvalanche(アバランチ)とは|注目すべき点や将来性を解説

今回の提案では、Othersideをサブネットで展開するように勧めた。アバランチのサブネットであれば、速度、セキュリティ、手数料、カスタマイズの面で、Othersideに必要な要件を満たすことができると主張している。

今後どのように提案が進展していくかは現時点では不透明だが、コメント欄にはアバランチでOthersideを展開するのではなく、ポリゴン(MATIC)の「Polygon Supernets」など、イーサリアムのスケーリングソリューションを活用すべきだとの反対意見も上がった。「我々はイーサリアムから離れるべきではない」とのコメントもある。

関連ポリゴン、個別ブロックチェーンを構築する「Supernets」に120億円の支援基金を設立

また、今回の提案が、BAYC関連銘柄のエイプコイン(APE)を運営するApeCoin DAOに対して行われたことで、「そもそもOthersideはYuga Labsのプロジェクトで、ApeCoin DAOは何も権限を持っていない」との指摘も上がった。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/08 水曜日
12:50
FTXが債権計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。
08:10
トレーダーに利回り提供へ、BybitがUSDeを取引担保に採用 
ENAトークン一時急騰 仮想通貨(暗号資産)取引所Bybitは7日、新しいステーブルコイン「USDe」をデリバティブ取引の担保資産に追加すると発表した。トレーダーに利回りを提供…
07:25
「仮想通貨市場には詐欺や問題が多い」ゲンスラー委員長
米SECのゲンスラー委員長は、仮想通貨の投資家保護の必要性を改めて強調。一方、イーサリアムの証券性については明言しなかった。
06:45
ワールドコイン過去一週間で35%上昇、その背景は
OpenAIのライバルであるGoogleは、5月15日に大規模な開発者カンファレンス「Google I/O」を開催する予定だがこれに先駆けChatGPTの検索エンジンを発表する観測だ。
06:10
米ビットコイン現物ETFに330億円純流入、2日連続プラスに
米ビットコインETFに回復の兆し。米月曜日、すべての仮想通貨ビットコイン現物ETFはプラスの資金流入を記録した。
05/07 火曜日
17:54
米決済大手Visa「ステーブルコイン取引高の約9割はbotによるもの」
決済大手Visaは、仮想通貨ステーブルコインについての記事を発表。ステーブルコイン取引活動の90%はボットなどによるものだと分析している。
14:32
米SEC、Invescoの「イーサリアム現物ETF」の可否判断を最終期日まで再延期
米国証券取引委員会は、InvescoとGalaxy Digitalが共同で申請した イーサリアム現物ETFの可否判断をさらに延期すると発表。次回の期限は7月5日で、これが最終期限となる。
14:22
米マラソンデジタル、ケニア政府とビットコインマイニングで協議
米上場ビットコインマイニング企業マラソン・デジタルは、ケニア政府と、仮想通貨政策やデーターセンター開発などで話し合っていると述べた。
12:30
前週末にかけてビットコイン大幅反発、ETFフローに好転の兆し
暗号資産(仮想通貨)相場は前週末にかけてビットコインが大幅反発し、暴落していたアルトコイン値を持ち直した。グレースケールGBTCへの資金流入など、ビットコイン(BTC)現物ETFのフローにも好転の兆しが見られる。
10:58
Bitwise幹部、コインベースの事業を分析
仮想通貨に非友好的な米国の規制環境をコインベースは利用できているとBitwise幹部が指摘。特に印象的であると感じる点を2つ説明した。
10:42
米SEC、証券法違反をロビンフッドに警告
米SECがロビンフッドにウェルズ通知を送付し、証券法違反を警告した。同社の仮想通貨事業を提訴する可能性が浮上したが、SECの対応を疑問視する声も上がっている。
05/06 月曜日
14:00
LayerZero、不正なエアドロップ受取を抑制へ
クロスチェーンプロトコルLayerZeroは、トークン配布の際の不正行為シビル・ファーミングを特定すると発表した。自己申告期間も設けている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア