はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BAYCのメタバースプロジェクト、仮想土地購入に失敗したユーザーにETHガス代の返金を完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ガス代返金を完了

人気NFT(非代替性トークン)「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を制作するYuga Labsは5日、BAYCのメタバースプロジェクト「Otherside」について、ネットワークの混雑が原因で仮想土地「Otherdeeds」の購入に失敗した全ユーザーに対して手数料(ガス代)を返金したことを発表した。

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のエクスプローラー「Etherscan」にアドレスを入力して返金を確認できると説明。複数回トランザクションに失敗したユーザーには、まとめて返金を行ったとしている。

ガス代とは

イーサリアムなどのブロックチェーンにおけるネットワーク手数料のこと。手数料の高い取引から優先して処理されるため、ネットワークが混雑するとガス代が高騰することがある。

▶️仮想通貨用語集

Otherdeedsの販売は4月30日に開始。当初は「ダッチオークション」という形式で販売する計画だったが、ガス代の高騰や買い占めを避けるために、固定価格で販売する方法に変えるなどの対策をとっていた。

しかし、それでもネットワークが混雑してガス代が一時6万円超まで高騰し、1日にはYuga Labsは混雑を招いたことを謝罪。その際、トランザクションに失敗したユーザーにガス代を払い戻す手続きを進めているとも説明していた。

関連BAYCのメタバース「Otherside」、NFT売上400億円以上を記録

今回の発表では、この返金手続きが完了したことを報告。Etherscanによると、合計で90ETH(3,200万円相当)超を返金した模様だ。

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

需要の背景

BAYCは著名人の購入などの要因で、高額で取引される人気NFTとなった。4日には米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッターアカウントのプロフィール画像を一時BAYCに変更し、大きな注目を集めている。しかし、その後に実際はマスク氏自身がBAYCを保有しているわけではないことが判明した。

関連イーロン・マスク氏、ツイッタープロフィールをNFTに変更 ApeCoin(APE)が乱高下

Othersideはこの人気NFTであるBAYCのメタバースプロジェクト。Yuga Labsは3月にOthersideの映像を公開しており、エイプコイン(APE)を導入することも発表している。

関連BAYC制作のYuga Labs、新プロジェクト「Otherside」の映像を公開

仮想土地であるOtherdeedsのNFTに対する注目度も高く、販売開始から3時間以内で5万5,000NFTが完売。販売開始後には、ガス代だけで約80万円~180万円を支払ったユーザーや、NFTの購入取引を完了できなかったユーザーが確認されていた。

Otherdeedsの販売はエイプコインで決済され、固定価格の305APE(販売時は75万円相当)で販売。今回の混雑でYuga Labsには批判の声も上がっており、エイプコインを独自チェーンに移行することも検討しているという。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 木曜日
14:55
量子コンピューティングは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
05:50
マウントゴックスハッキング容疑者関連ウォレット、177億円相当ビットコインを売却か
マウントゴックスハッキング容疑者に関連するウォレットが過去1週間で1300BTCを取引所に送金した。10月以降の総売却額は2300BTCにのぼる。
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧