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バイナンスプール、ETHWのマイニングに対応

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Binance Poolがサポート

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは29日、運営しているマイニングプール「Binance Pool」で、イーサリアムからハードフォークした新通貨ETHPoW(ETHW)のサポートを開始した。

マイニングプールとは、ネットワーク上で複数のマイナーのハッシュレートを集めて、マイニングを行うサービスのこと。見つかった報酬は、参加したマイナーが提供したハッシュレートの割合に応じて分配される。

BTC.comによると、Binance Poolはビットコイン(BTC)の過去1年間のハッシュレートの12.1%を占め、AntpoolやF2Poolといった主要マイナーに次ぐ業界4位の規模である。

なお、バイナンスは厳しい上場審査プロセスを理由に、29日時点に取引所サービスでETHWを取り扱っていない。同社はまた、マイニングプールによるサポートが「上場を保証するものではない」と述べている。

バイナンスでは現在ETHWの入金はできず、出金のみが可能である。また、Binance Convertという両替機能でETHWをステーブルコイン「BUSD」と「テザー(USDT)」への換金が可能だ。

ETHWのマイニングプール開設に関連して、バイナンスは10月29日までキャンペーンを開始している。期間中にETHWプールにハッシュレートを提供したユーザーにプール手数料ゼロが適用されるという。

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マージ後のマイナー動向

イーサリアム(ETH)の大型アップグレード「The Merge(マージ)」実装から数時間後、PoWフォークである「ETHW」の稼働が16日に開始された。

ETHWはOKXやFTX、Bybitなどに新規上場し、当初約13ドルで取引されたが、その後は6~10ドル台を推移。Binance Poolの発表を受けて14%上昇して30日に11.95ドル程で取引されている。

イーサリアムのマージを経て、マイナーの多くは稼働を停止するか、ETHと同じGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)で採掘可能な代替チェーンに移行するかの選択を迫られた。

ETHPoWはその候補となるべく作成されたが、採掘報酬はイーサリアム(1,335ドル)と比較して1%以下である。

ETHPoWの他にもイーサリアムクラシック(ETC)やRavencoin(RVN)が候補となるが、これら移籍先チェーンに大量のハッシュレート(採掘速度)が集まったことで競争環境が激化。採算が合わなくなり、ハッシュレートの減少傾向を考慮して旧イーサリアムマイナーの80%がGPUマイニングを停止したとする見方も出ている。

データサイト2minersによると、代替チェーンの筆頭候補とされたイーサリアムクラシックのハッシュレートは、The Merge当日の307テラハッシュ(TH/s)付近をピークに約47%低下している。

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