CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨アルトコイン内で明暗を分ける展開、大手OKExが28通貨ペアを上場廃止

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

OKExが28通貨ペアを上場廃止
香港に本社を置く大手取引所OKExは公式ブログにて計28仮想通貨のペアを日本時間8月17日を持ち、取引廃止し、さらに、46通貨をトークン取引チャートから排除し、ティッカーでの検索のみ可能にすると公表した。

仮想通貨市場は現在、底値から急反発しており、多くのアルトコインが前日比で大きなプラスとなっていますが、8月14日には、1658通貨の過去最高値(ATH)からの騰落率が99%安となる通貨が200種類を超えるなど、価値が落ち込んでいるアルトコインもあります。

昨年のICOブームから、急激に増えていった仮想通貨の種類は、投資先への選択肢を広げた反面で、詐欺やプロジェクトの廃止、また特定通貨の投機として魅力の欠如が顕著に現れる結果につながりました。

その様な動きの中で、より魅力の高い通貨と、淘汰の道を歩む通貨とで顕著な差が表れ始めており、通貨価格を維持する事に必要不可欠な流動性に直結する取引所上場の影響は、その差を広げる要因となる可能性があります。

このような中で、本日18日の取引所ランキング(出来高)でバイナンスに次ぐ2位に位置する取引所OKExが28通貨ペアの上場廃止を発表、実際にOKEx内で実行されました。

アルトコインを大量に上場廃止

OKExが掲載した公式発表にて、「健全な取引環境を位置するために、我々の監査チームが市場とプロジェクトに対する総合的モニターリングを行った結果、以下の通貨が取引廃止・チャート廃止の対象となる」と掲載した。

また、この上場廃止の実行日時は、現地時間12:00 Aug 17, 2018に設定されていたため、すでに実行された模様だ。

1.取引廃止通貨

USDT建て: LA, READ, SNM

ETH建て: UTK, WRC, QVT, SAN, UBTC, DNT, OAX

BTC建て: UBTC, BCX, BT2, WBTC, UKG, LA, SAN, ATL, REQ, BRD, SNM, VEE, TIO, REF, UTK, WRC, QVT, DNT

2.チャート廃止対象通貨

UBTC, EVX,WFEE, RCT, MDA, CTR, CAG, BT2, BRD, UKG, LA, QVT, WBTC, ATL, AVT, SNGLS, REF, ICN, UTK, MTL, SUB, OAX, STC, MAG, RCN, DNT, SAN, YOYO, REQ, BCX, MTH, RDN, DAT, ZCO, VEE, NGC, MOT, GSC, TIO, AST, FUN, READ, VIU, LEND, WRC, SNM

(こちらの通貨は、通常の取引リストとチャートに反映されなくなるが、検索欄からのティッカー検索で閲覧可能)

最近のOKExの動き

OKExはかつて、中国3大仮想通貨取引所であったOKCoinのCEOが2014に開設したグローバルな取引に特化した取引所であり、日本では取引ができない数多くのアルトコイン通貨が取引可能となる巨大仮想通貨機関で、同社はHuobiのインデックスファンド「HT10」に対抗するため、6月に「OK06ETT」という仮想通貨6通貨の相場の指数に連動、反映するインデックスの提供も開始しています。

しかし、以前より、取引高の偽造などの悪い噂も出ており、度重なる疑念も抱かれています。

8月3日には、OKEx上でBTCの異常ロングポジション注文が及ぼしたBTC相場の下落をカバーするために、当時の時価で約20億円のBTCを清算し、しかも回収金を減らすのに別途、先物投資家から収益の一部を請求すると公式ブログで明かしています。

今回のアルトコインの上場廃止等の発表には、

「ユーザーの利益とこの業界を保護するために、これからもすべての上場プロジェクトを厳格に監査し、必要に応じて上場廃止を施行する」

と記述してあり、OKExがユーザーから信頼を挽回するための動きとも考える事ができるでしょう。

アルトコインが反撃の狼煙、ビットコインの値動きに左右されない動きでトレンド転換の兆候|仮想通貨市況
ビットコイン相場は17日、午前中から順調な値動きを経て、6500ドルまで値を戻し、再度相場は上向きに転換したほか、特にアルトコインに大きく高騰する通貨が見られ、下落相場からの転換を匂わせている。
ビットコイン急落で、過去最高額から99%下落した通貨は200種類を超える|仮想通貨市況
仮想通貨市場は14日、早朝にICOプロジェクトの売却懸念が先行し、イーサリアムが下落したことを受け、断続的に値を下げているアルトコイン相場全体的に波及し、下落相場に。リップルが過去最高値(ATH)から90%を超えたほか、時価総額100位以内の通貨は、半数弱がATHから90%安の状況になっている。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア