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プライバシー保護特化の「Partisia」、仮想通貨MPCがKuCoinなどに新規上場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Partisiaのトークンが新規上場

レイヤー1ブロックチェーンPartisiaのトークン「MPC」は複数の暗号資産(仮想通貨)取引所に上場した。

上場の予定日は日本時間3月19日19時からで、KuCoin(19時)、Bitfinex(22時30分)、Gate.io(19時)、MEXC(19時)、Bitrue(19時)、BitMartなどが新たに取り扱う。

Partisiaとは、ユーザーのデータライバシーを重視する新型のブロックチェーンで、MPCトークンはPartisiaの報酬トークンとして使用される。

MPCトークンは、1988年に、Partisiaの共同設立者であるIvan Damgård教授によって開拓された画期的なマルチパーティ計算(MPC)技術にちなんで名付けられた。MPCという技術は、すべての状態(ステイト)においてデータの暗号化を保証し、基礎となる情報のセキュリティを強化し、ユーザーにデータに対する高度なコントロールを与える。

また、MPCトークンはチェーンのエコシステム内で複数の役割を果たし、不可欠な担保(ステーク)として機能し、ネットワーク運営への積極的な参加を促すものだ。PartisiaのMPC担保モデルは、ブロックチェーン上のすべての取引においてブロックチェーンにおけるトラストを保障している。

発表によると、MPCトークンはネットワーク運営に積極的に参加ユーザーに、参加と報酬のための二重目的のメカニズムを提供。ノードオペレータは、ETH、USDC、USDT、BNB、MATICなどのBYOC(Bring Your Own Coin=自分のコインを持ってきて)トークンで取引手数料を受け取るだけでなく、MPCエコシステムの報酬も獲得することになる。

さらに、Partisia Blockchainは、参加者がMPCトークンを他のノードにステークすることを可能にする革新的なステークメカニズムを導入。このプロセスは、追加的な保険と担保の層を追加することによってネットワークのセキュリティを強化する一方で、ネットワーク参加の利点を民主化し、すべてのエコシステム参加者間の包括性と公平性を確保するメカニズムだ。

上場発表のほか、18日にグーグルクラウドとの提携も発表された。クラウドマーケットプレイスからシームレスにノードを運用できるようになる。

Partisiaとは

Partisia Blockchainは、上述のMPC技術を利用しユーザーのデータプライバシーに特化したブロックチェーンだ。

主な特徴は、パブリックブロックチェーンにプライバシーをもたらす高度なマルチパーティ計算(MPC)、プロトコルとスマートコントラクトの両レイヤーにおけるビルトインシャーディングによるスケーラビリティ、および安全な相互運用可能なトークンとデータのブリッジ。

また、ユースケースに関しては、広告業やマッチングマーケット、ゲーミング、ヘルスケア、BTCラッピング、DNA研究などの分野が列挙されている。

なお、すでに12,570,140以上のブロックが生成され、グローバルで94のバリデータが運用されている。

関連プライバシー保護と相互運用性に特化した「Partisia Blockchain」の魅力とは 専門家が動画解説|WebX STUDIO

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