CoinPostで今最も読まれています

香港ブロックチェーンファンド設立者がビットコイン史上最高値更新予想、リップルとイーサリアムの注目理由とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

香港の大物投資家、年内強気予想とその理由
香港のブロックチェーン投資ファンド共同設立者がブルームバーグのインタビューで、ビットコインが年内300万円に達すると強気予想。注目銘柄にリップル(XRP)とイーサリアムを挙げた理由を語った。

香港の大物投資家、年内強気予想とその理由

香港のブロックチェーン投資ファンド共同設立者の大物投資家Jehan Chu氏が、ビットコイン価格が年内に300万円を突破するだろうとブルームバーグとのインタビューで予想した。

大手企業の参入がカギとしている。

香港においてビットコインやイーサリアムのコミュニティ形成など、業界に早期から携わっていたChu氏は、今後ビットコイン価格が最高価格を上回る理由として主に以下の3点を挙げた。

  1. 大手企業の仮想通貨事業参入
  2. UberやLyftの既存の金融システムに対する失望
  3. ビットコインの半減期

Chu氏はフェイスブックやJPモルガンが独自の仮想通貨を発行している点や、米国の金融大手フィデリティが仮想通貨カストディなどのサポート事業を開始している事例を挙げ、大手企業から仮想通貨が着目されていると発言。仮想通貨の認知度向上や普及に貢献するとした。

またニューヨーク証券取引所に上場直後に歴史に残る暴落を見せたUber社のIPOなどが一般的な金融市場に対する不安感をもたらしていると指摘。手が届きにくい投資資産から理論上、誰にでも取引が可能な仮想通貨へと注目が移動していると説明。

CoinPost関連記事

4年ぶりの最重要ファンダ「ビットコイン半減期」まで残り1年、仮想通貨市場への影響を探る
2020年5月頃に見込まれるビットコイン半減期。2016年以来、4年ぶりの”最重要ファンダ”が仮想通貨市場に与える影響と、海外専門家の見解など今後の展望を解説。

さらに1年以内に迫るビットコインのマイニング半減期も大きく影響を及ぼし、最終的に2019年末までにビットコイン価格が300万円に到達すると持論を語った。

注目すべき銘柄

さらにChu氏は今後注目すべきアルト通貨として以下の2銘柄を挙げた。

  • リップル(XRP)
  • イーサリアム(ETH)

リップルの利点

さらに、仮想通貨XRPを活用して世界中で国際送金のネットワーク構築を展開しているリップル社について、各国の大手銀行や主要企業と提携を結んでいる点を評価した。

リップル社は先日、ブラジルの大手証券取引所「Frente Corretora de Câmbio (Front Exchange)」と提携し、仕送りなどを目的とした送金プラットフォーム「Simple」の実現に向けて動いていることが明らかになっていた。

CoinPost関連記事

ブラジル大手証券企業、リップル技術に基づく送金サービスを提供へ|仮想通貨XRPへの温度感は?
ブラジル拠点の大手証券企業Front Exchangeは、国際送金プラットフォーム創設のため、新たにRipple社と提携。来月に同国向け国際送金システムの提供開始へ。

仮想通貨XRPは、近く50日移動平均線が200日移動平均線を超えるゴールデンクロスも想定される。

イーサリアムの利点

Chu氏はイーサリアムがアルト銘柄で優れている理由の1つとして、2019年を通じて上昇している点を指摘。実際にチャートを参照するとETH価格は年初来低値から+160%価格騰落を見せたことがわかる。

出典:CoinMarketCap

またプロジェクトのユーティリティ性、開発の進捗状況、そして普及の3点において全てのプロジェクトを牽引していると述べ、グローバルな分散型コンピューターを展開しているイーサリアムは「今後も無くなることはない」とした。

さらにイーサリアムの創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が今月上旬、マイクロソフト社のカンファレンスで同社CEOのSatya Nadella氏と共に登壇したことが大手企業からも認知されていると説明。大手企業からイーサリアムのポテンシャルが高い評価を受けていることを示している。

なお、イーサリアムは現在PoWからPoS移行に向けたアップデートの一つである「イスタンブール」に向けた開発が進んでいる。

CoinPost関連記事

仮想通貨イーサリアム次期大型アップデート「イスタンブール」へ 改善提案(EIP)を選考開始
イーサリアムの次期大型アップデート「イスタンブール」に向け、イーサリアム改善提案のリスト28項目を公開。アップデート計画の詳細が明らかになった。

米SECのビットコインETF判断が与える影響

さらにChu氏は、今後ビットコインETFに関する米SEC(証券取引委員会)の判断がBTC価格に与える影響は限定的だと説明。

ETFが年内に認可される可能性は低いとしながらも、大手企業が業界に参入することで認知度の向上と取引量の増加が期待できることから、年内のBTC価格は300万円を突破するだろうと強気予想を示した。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/11 土曜日
15:00
ビットコイン上のステーブルコイン発行計画 Taproot Assetsのテストが進行
Lightning LabsのCEOエリザベス・スターク氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのブロックチェーンにステーブルコインを導入する新技術「Taproot Assetsプロトコル」について解説。ライトニングネットワークを使った即時、低手数料の国際取引が可能に。
14:00
「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ブロックチェーン「Base」がFriend.Techなどソーシャルファイに牽引され、今後も代表的なイーサリアムL2であり続けると予想した。
12:45
日本代表団、スイスのDFINITY本部を訪れる
平将明氏および加納裕三氏を含む日本の代表団がDFINITY本部を訪問。DFINITYが推進するInternet Computerは、高速で広範なブロックチェーンベースのプラットフォームで、スマートコントラクトとデータシャーディングにより、効率的なWeb3アプリの開発を可能にする。
11:20
米SEC、コインベースの仮抗告を却下するよう申し立て
米SECは仮想通貨取引所コインベースとの裁判で新たな書類を提出。コインベースが証券性をめぐり求める仮抗告を退けるべきだと申し立てている。
10:00
著名投資家マーク・キューバン氏、SECゲンスラー委員長を批判
著名投資家マーク・キューバン氏は米大統領選挙で仮想通貨も争点の一つになると意見した。また米SECのゲンスラー委員長に批判を向けた。
09:00
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、複数のビットコイン現物ETF銘柄を保有
ウェルズ・ファーゴを含むいくつかの金融大手はビットコインETFが1月にデビューしたのち、それらの取り扱いを開始した経緯がある。
08:00
米ARK、イーサリアム現物ETFの申請からステーキング要素取り除く
現在、5月中に仮想通貨イーサリアムの現物ETFが承認される期待はすでに大幅に後退。専門家らはその可能性を2ヶ月前の約70%から25%に引き下げた。
07:30
J・ドーシー氏「2030年のBTC価格は100万ドル超へ」
2030年のBTC価格は100万ドル超まで上昇する可能性があると強気な見方を示すなど、ジャック・ドーシー氏が仮想通貨ビットコインの魅力を語った。同氏は以前からビットコインを支持している。
07:00
ソラナJupiter、モバイルアプリのリリース時期発表
モバイル版の最新情報のほか、Jupiterは第三回のLFG投票の予定についても情報を公開。来週あたりに新たなローンチパッド候補の仮想通貨プロジェクトを公開し、5月22日から投票を開始する。
05/10 金曜日
18:29
SBIとチリーズ、スポーツファントークンで提携
SBIデジタルアセットホールディングスとChilizが戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結。日本で合弁会社を設立し、スポーツファンにファントークンを提供する。
18:26
L2 Blastチェーン基盤の分散型取引所「DTX」とは トレーダーの優位性を解説
暗号資産(仮想通貨)デリバティブトレーダーの間で関心の急増する分散型取引所「DTX」のメリットや優位性を解説。DTXはイーサリアム(ETH)レイヤー2のBlast(ブラスト)チェーン基盤であり、DTX Fuelによるエアドロップも示唆されている。
18:10
NTTドコモ、新会社設立でWeb3・AI事業など強化へ
株式会社NTTドコモは2024年7月に新会社「NTTドコモ・グローバル」を設立する計画を発表。NTT Digitalも傘下に集約し、Web3やAIを活用したグローバル事業を強化する。
14:48
バイナンス、大口顧客DWF Labsによる市場操作報道を否定
大手仮想通貨取引所バイナンス(グローバル版)は、ウォール・ストリート・ジャーナルが報道した、同社のVIP顧客DWF Labsによる市場操作と内部調査に関する疑惑を強く否定した。
12:43
ビットコインなど仮想通貨相場反発、ビットバンク関連会社のセレスがストップ高
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコイン(BTC)が反発、株式市場では大手取引所ビットバンク(bitbank)を持分法適用関連会社にするセレスの決算が好感され株価がストップ高となった。
11:30
米仮想通貨大手DCG第1四半期決算 売上高が前年比51%増
仮想通貨コングロマリット企業DCGは2024年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。連結売上高が前年同期比51%増の約356億円に達している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア