CoinPostで今最も読まれています

ビットコインのハッシュレートが過去最高値に接近|小規模マイニングプールは昨年比で倍増

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのハッシュレートが過去最高値に近づく
ビットコインのハッシュレートが、2018年8月の過去最高値に接近していることが判明した。マイナー分布にも変化がみられ、2018年比較で、小規模マイニングプールが倍増していることも明らかに。

ビットコインのハッシュレートが過去最高値に近づく

ビットコイン価格が、1つの大きな節目となる100万円にチャレンジする中、ハッシュレートが昨年8月に記録した過去最高値に近づいている。以下はそれを示すBlockchain.comのデータだ。

そこからは、ビットコインのハッシュレートが昨年12月に底を打ち、現在は過去最高値とほぼ同水準にあることがわかる。

また、以上のデータは2017年6月からのものであるが、仮想通貨バブルとなった2017年末と比較すると現在のハッシュレートはおよそ4倍以上となっている。さらに、弱気相場が継続した2018年も、ハッシュレートでみれば、2017年末と比較しても非常に高い水準にあることがわかる。

ハッシュレートの増加は、マイニング参加者の増加を示すものであり、51%攻撃への耐性などセキュリティの向上を見込めることからポジティブなサインとして捉えられている。それを踏まえると、このデータは、ビットコインのネットワークの一層の安定化を示しているともとれるだろう。

小規模マイニングプールが急増

ハッシュレートの増加の一方で、マイナー分布にも変化がみられる。

仮想通貨分析企業Diarの調査では、2019年に入り、マイニングのシェアにおいて小規模マイニングプールが急増していることが明らかになった。

出典:Diar

以上のデータからは、赤のグラフで示されている小規模マイニングプールが2018年と比較して、ここ数か月で倍増していることがわかる。その一方で、最大のシェアを占めるビットメインの割合は低下。昨年と比較して、最大で18%シェアを落とした。

昨年は、長引く弱気相場から、多くのマイニング業者が廃業に追い込まれた年となったが、再び小規模マイニングプールが市場に戻ってくる格好となっている。

ハッシュレートの上昇に加えて、小規模マイナーの増加がここ最近の傾向として現れているが、これはセキュリティやマイナーの分散化の観点から、ビットコインネットワークの成熟の兆候としてみることもできるだろう。

CoinPostの関連記事

SBIが「仮想通貨マイニングチップ」の製造会社を設立|代表者にNASA出身の専門家
SBIホールディングスがマイニングチップ・システム開発を行う子会社「SBI Mining Chip」の設立を公表。マイニングチップの開発・製造に関しては、米国の大手半導体素子メーカーと連携して行うとしている。
GMOに続きDMMも 金沢の仮想通貨マイニング事業から撤退へ|東洋経済が報道
DMM Bitcoinなど仮想通貨取引所展開も行うDMM.comが、2018年2月から金沢で大規模マイニングファームの運用を始めたマイニング事業から撤退する事になるようだ。東洋経済が取材内容を報じた事で明らかになった。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア