CoinPostで今最も読まれています

中国・仮想通貨格付け最新版(第13回)を公開、TOP5に変動も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国行政機関が最新ブロックチェーン・仮想通貨ランキングを公開
中国の行政機関であるCCIDのブロックチェーン研究所が、仮想通貨に関連する第13回「パブリックチェーン技術評価」を公表。ビットコインが今回もランクアップした他、イーサリアムがランクアップするなどTOP5に変動が見られた。

第13回中国「国際パブリックチェーンランキング」

中国の行政機関、北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所は7月31日、第13回「国際パブリックチェーン技術評価指標」を公開した。前回の第12回は今年の5月27日に発表されている。

本ランキングは、仮想通貨で使用されるブロックチェーンを“技術ベースで評価した指標”だ。中国政府、民間、教育機関に在籍する専門家によって評価が行われている。(矢印の左側は、前回評価値)。

前回と比較し、2位と3位は入れ替わっているが、今回のTOP3の銘柄は前回同様、順にEOS、イーサリアム、トロンとなっている。また4位にNULSが、5位にGXChainが入り、TOP5に変動が見られた。

ビットコインは総インデックスを1.9ポイント上げ、順位は11位になり、前回から1つランクアップしている。ビットコインキャッシュも前回の29位から26位に上がり、連続の上昇となった。

中国の行政機関に所属する北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所は、「中国政府の一流科学研究機関」と格付けしている。複数のCCID支部の協力で最初のランキングは昨年5月に発表。CCIDが公開するランキングの結果は、政府機関や企業、研究機関やデベロッパーに向けて参考性の高い技術的アドバイスを提供するためのものだという。なお、ブロックチェーンプロジェクトの格付けとして発表しているが、中国では仮想通貨が原則禁止されているため、同格付けが間接的な仮想通貨プロジェクトの評価であるとの見方もある。

       <
プロジェクト名総合順位 詳細 総インデックス
基本技術 応用性 革新性
EOS

(イオス)

特徴

1位

→1位

103.7

→104.6

20.2

→20.1

24.7

→28.4

148.5

→153.1

Ethereum

(イーサリアム)

特徴

3位

→2位

76.6

→87.8

29.0

→30.6

31.0

→30.2

136.6

→148.2

Tron

(トロン)

特徴

2位

→3位

95.6

→96.5

24.3

→24.5

24.1

→17.3

144.1

→138.2

NULS

特徴

4位(NEW) 78.6 18.9 16.6 114.1
GXChain

特徴

9位

→5位

82.4

→88.3

18.1

→18.2

5.9

→4.2

106.4

→110.7

BitShares

(ビットシェアーズ)

特徴

7位

→6位

84.5

→86.5

15.0

→15.0

9.6

→8.2

109.0

→109.8

Ontology

特徴

5位

→7位

81.3

→79.6

23.3

→23.4

5.7

→5.3

110.4

→108.3

NEO

(ネオ)

特徴

8位

→8位

69.3

→70.1

26.0

→26.1

11.3

→10.5

106.6

→106.7

Steem

(スチーム)

特徴

4位

→9位

85.3

→85.1

9.7

→9.8

16.6

→11.5

111.7

→106.4

COSMOS

特徴

10位(NEW) 60.4 17.8 27.4 105.6
Bitcoin

(ビットコイン)

特徴

12位

→11位

43.2

→45.1

18.3

→18.5

39.6

→39.4

101.1

→103.0

Stellar

(ステラ)

特徴

11位

→12位

67.9

→68.4

21.5

→21.6

12.4

→12.5

101.7

→102.5

Nebulas

特徴

10位

→13位

69.6

→70.6

24.7

→25.0

7.9

→6.9

102.2

→102.4

Lisk

(リスク)

特徴

6位

→14位

63.8

→64.3

15.0

→14.9

30.2

→22.8

109.1

→102.0

Bitcoin Cash

(ビットコインキャッシュ)

特徴

29位

→26位

47.7

→51.6

21.7

→21.8

16.0

→14.7

85.4

→88.2

Ripple

(リップル)

特徴

17位

→30位

70.4

→61.1

12.7

→12.8

10.7

→10.3

93.9

→84.1

パブリックチェーンとは
ビットコインのように非中央集権でオープンなP2Pネットワーク。 パーミッションレスかつトラストレスなネットワーク参加者が協力し合うことでブロックチェーンを管理、PoWやPoSなどで経済的インセンティブを得ることで成り立っている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

CoinPostの関連記事

中国仮想通貨格付け最新版(第12回)を公開 ビットコインやLiskなどがランクアップ
中国の行政機関であるCCIDのブロックチェーン研究所は、仮想通貨に関連する第12回「パブリックチェーン技術評価」を公表。ビットコインやビットコインキャッシュなどの通貨基準が大きく見直されたほか、XRP(リップル)も2月連続で順位を更新。これまで中国系のプロジェクトまたは中国で人気があるプロジェクトが上位にあったランキングにも変化が見られ始めている。
仮想通貨イーサリアム「生誕4周年」、Devcon 5やETH 2.0など大型イベントを控える
時価総額2位のイーサリアム(ETH)が日本時間31日で生誕4周年を迎えた。今年10月に控える「Devcon 5」や2020年に予定されるETH 2.0に向けて、新たな一章を切り拓けるか期待される。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア