- 祝日と仮想通貨価格の高騰に相関関係か
- 5日、ビットコインが7%弱反落。米機関投資家向けのSFOXは祝日と仮想通貨価格の急騰落に一定の相関性が見られると指摘。
祝日と仮想通貨価格の騰落に相関関係か
ビットコインは一夜明けて、約7%の反落を記録している。昨日は12000ドルラインを回復したものの、現在、米独立記念日の夕方ごろでは 11100ドルの水準まで落ちてきている。
米機関投資家向けの米仮想通貨取引プラットフォーム「SFOX」は、ビットコインなどの仮想通貨が一時的に急騰する原因について、祝日と相関関係があると分析した。
同調査によれば、市場が強気相場の際に祝日を迎えた場合、FOMOが発生する状態に陥りやすいのだと指摘。
FOMOとは
「Fear Of Missing Out」の頭文字をとった言葉で、周囲に取り残される・何かを見逃してしまうといった恐怖を意味する。情報化が加速するここ数年で現れたバズワードの一つ。
米国では7月4日(日本時間木曜日〜金曜日の間)に独立記念日を迎えているが、今のところビットコイン市場は前日比約7%の下落を見せている。
しかし、2017年を振り返ると、下図のように米国においては感謝祭やクリスマス、大晦日などの一大イベント後に価格が高騰していることが確認できる。
今年の中国の旧正月においても14%の価格上昇が見られている。当時は3419ドルから最大4027ドルまで値上がりが起きていた。
なおグーグルの「ビットコイン」検索も相関するように連動していた。上述した指摘や過去の例を踏まえて、一時的な急騰落は独立記念日のみならず今後の祝日の際にもみられる可能性があるため注意を払いたいところだ。