はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「イーサやソラナなどは有価証券」ビットコイン強気派M・セイラー氏が主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの魅力をアピール

暗号資産(仮想通貨)ビットコインを大量保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムは有価証券に該当すると主張し、現物ETFは承認されないだろうとの見解を示した。

この10年、機関投資家や企業に受け入れられてきたのはビットコインだけであると主張。今夏にETFが承認されずに、イーサリアムがコモディティ(商品)ではなく証券であることが明確になるだろうと述べている。

今回の発言は、セイラー氏がXに投稿している以下の動画のプレゼンで行われた。このプレゼンは、1〜2日に開催されたマイクロストラテジーのイベントで行われており、タイトルは「ビットコインの次に良いものはない」である。内容はビットコインの魅力をアピールするものだ。

この動画における主張を受け入れるかは、同氏が以前からビットコインの超強気派であることや、マイクロストラテジーがビットコインを大量保有していることを考慮する必要があるだろう。

セイラー氏は今回、デジタルの資産を作るためにはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)の仕組みが最善であると主張。その上で、全ての仮想通貨がPoWを採用しているわけではないとし、他の仮想通貨の多くは有価証券のように思えると指摘した。

PoWとは

コンピューターで計算(マイニング)を行うことによって、ブロックを新たに承認・生成するコンセンサスアルゴリズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

そして、ビットコインがグローバルにマイニングされて分散していることなどを根拠に、ビットコインは投資資産として「ベストブランド」だと述べている。

こういった根拠をもとにセイラー氏は、ソラナやBNB、エイダ(ADA)も有価証券の例として挙げた。そして、これらの銘柄は、ウォール街などメインストリームの機関投資家に仮想通貨として受け入れられることはないだろうと主張している。

今回、同氏は有価証券に該当する銘柄にXRPも含めた。XRPについてはSECとリップル社との裁判で、XRP自体は有価証券でないと判断されている。この点についてSECは上訴もしていない。

関連リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論

セイラー氏は、有価証券に該当する銘柄が、米国で現物ETFとして承認されることはないだろうとも主張した。

マイクロストラテジーの動向

マイクロストラテジーは、企業としてビットコインを買い続けており、最近では先月にも購入したことが明らかになった。保有量は21万4,400BTCである。

関連米マイクロストラテジー、4月にもビットコイン買い増し

また今月には、ビットコインブロックチェーン上に構築された分散型IDプラットフォーム「MicroStrategy Orange」を発表。これは、分散型アーキテクチャや改変できない台帳など、ビットコインチェーンの特性を活用して、ID関連データの耐改ざん性、分散ストレージ、そこからのデータ取得を実現しようとするものだ。

関連米マイクロストラテジー、ビットコイン利用の分散型IDを発表

上述したように、セイラー氏はビットコイン至上主義者で、SNSで頻繁にビットコインに対する強気な投稿も行っており、「ビットコインこそが出口戦略だ」と語っている。

関連2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧