はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BTC先物申請中のLedgerXが「不公平」と指摘 CFTCは「優先主義」を否定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LedgerXが「不公平」と指摘 CFTCは「えこひいき」を否定
米シカゴのデリバティブ取引所LedgerXは、CFTCが現物決済ビットコイン先物の申請を不公平に扱い、ライバルであるBakktを優先させたと批判している。
           

LedgerXが「不公平」と指摘 CFTCは「えこひいき」を否定

米仮想通貨デリバティブ取引所LedgerXの役員は、管轄権を持つCFTC(商品先物取引委員会)が現物決済ビットコイン先物の申請を不公平に扱い、ライバルであるBakktを優先させたと批判している。

LedgerXのCEOであるPaul Chou氏はSNS上で、CFTCが本来の協定を覆し「水面下で交渉」をしていたと主張。事案の背景として、LedgerXが8月に「CFTCに承認されたと勘違いして」一度BTC先物を開始したものの、実際CFTCから許可がおりていなかったことで、先物の提供を中止したことに至った。

関連CFTCとLedgerXが行き違い

仮想通貨メデァイCoinDeskが入手したLedgerXの2つの手紙によると、CFTCの前会長Giancarlo氏によるバイアスがLedgerXの申請プロセスが遅れている理由だったという。

7月11日の手紙では、「180日の期間はすでに過ぎているが、CFTCから可否判断を受けていない。」とし、「この不合理な延期は商品法を違反しており、Giancarlo会長(当時)がCEOのブログ内容に対する敵意である。」と強烈な批判を行なっている。

しかし、具体的にどの「ブログ」の内容なのかは明らかではない。なぜBakktなどLedgerXのライバル企業をえこひいきするかもLedgerX側は説明していない。

事情に詳しい人物はTheBlockに、「LedgerX側はCFTCがBakktやErisXのような大手企業とより緊密に案件を進めているような印象を受けている。」と話した。なお、規制当局が新規企業よりも、既存の市場参加企業と先に審査案件を進める傾向はあるとされている。

CFTC側の返答

CFTCの代表Michael Short氏は、同局がすべての登録申請に対し公平な接し方をしていると述べ、「LedgerX側が複数回に渡って、申請内容を変更していたことが申請承認のプロセスを長引かせている。」と説明した。

今もCFTCの承認を待っているLedgerXは以前、CFTC側から「SOC 1」というセキュリティ監査を受けるように要求され、監査を終えたが、CFTC側が監査プロセスに干渉していたと、LedgerXのCOOは指摘している。

COOは手紙で、「前会長はBakktの申請がうまく進んでいなかったため、LedgerXのライセンス(DCM)を向こうにしようとした。しかしそうする理由がなかったため、CFTCのスタッフは監査に干渉し、ライセンスを取り消す理由を作り上げようとした。」と語った。一方、CFTCのShort氏はその指摘を否定している。

さらにCEOのChou氏は、CFTCが10月3日に開催する「テクノロジー・アドバイザリー委員会」から、LedgerXを参加名簿から除外されたと明かした。CFTCのShort氏は、「除外はCFTCが全員一致で決定したことである。Chou氏の行き過ぎた反応・行為が最重要な議題を逸らす恐れがあるからだ。」と説明した。Chou氏のブログの内容やツイッターの投稿で1つの申請が左右されることはないと、Short氏は言い足した。

CoinPost App DL
記事提供:THE BLOCK
THE BLOCKとは

Cryptoにおける”最初で最後の言葉”であること。
The BlockはCryptoにおける最高クオリティで最重要のシグナルをお届けします。日々、Website、Newsletter、Podcast、イベントを通じて、業界で最も影響力のある人々にリーチしています。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:02
米FDICがステーブルコイン発行規則案を承認、銀行子会社の申請手続きを整備
米連邦預金保険公社が銀行によるステーブルコイン発行の規則案を承認した。今夏成立したジーニアス法に基づき金融機関が子会社を通じて決済用ステーブルコインを発行する申請プロセスを定める。
05:45
ロシア最大手銀スベルバンク、分散型金融商品をテスト
ロシア最大の銀行スベルバンクが分散型金融商品のテストを開始した。顧客の仮想通貨取引への関心増加に対応し、5月にはビットコイン仕組債の発行も開始している。
05:30
米SEC、4年にわたるAave調査を法的措置なしで終了
米証券取引委員会が分散型金融プラットフォームのAaveに対する約4年間の調査を終了した。法的措置の勧告はなく、創業者のクレチョフ氏が17日に調査終了を公表している。
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧