はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、仏規制機関の調査に関する報道に反論 オランダでは事業認可取得できず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが報道に反論

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは16日、同社がフランスの規制当局から調査を受けているという報道にコメントした。

違法なデジタル資産サービスの提供とマネーロンダリングへの関与でバイナンスが調査を受けていると、16日に一部の海外メディアが報道。バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは、この報道は「悪い噂(FUD)」だと主張した。

バイナンスは2022年5月に、フランスでデジタル資産のサービスプロバイダーとして登録したことを発表している。「CoinDesk」によると、違法にサービスを提供したとバイナンスが指摘されているのは、規制認可を得る前のことだ。バイナンスは文書やコンピューターが押収され、調査を受けると報じられている。

関連仮想通貨取引所バイナンス、フランスで登録完了

バイナンスは、「Wu Blockchain」のツイートへの返信で、今回の報道にコメント。規制に関する調査や法執行機関の行動について詳細は述べないとした上で、以下のように説明している。

フランスでは規制機関が全ての金融機関を訪問して調査しており、バイナンスは先週に調査を受けた。これからも規制機関や法執行機関に協力していきたい。

ユーザーの情報は安全に保管されており、文書化された正当な理由がない限り、政府にその情報を提供することもない。

CZ氏も、事前の通知なしに規制機関が登録企業を訪問して調査することは通常に行われていることだと指摘。バイナンスは数週間前に調査を受けたと明かし、全面的に協力していると述べた。そして、これは新しいニュースではないとし、突然の調査が行われるのは銀行も仮想通貨企業も同様だとしている。CZ氏は、フランスは欧州における事業の拠点だと改めて主張した。

関連バイナンス、本社はフランスに設立か

なお、バイナンスやCZ氏は細かくは説明していないため、規制機関に登録する前の事業やマネーロンダリングへの関与には言及していない。

オランダ市場を撤退

バイナンスは16日、オランダの規制機関から事業認可を取得できなかったため、同国の市場から撤退すると発表。来月17日からは、既存のユーザーは資産の出金しかできなくなるとしている。

同社はこれからも規制に従うことに注力するとし、欧州では、新しい規制の「MiCA」に準拠する準備を進めていくと説明。認可を取得できなかった理由は説明していないが、CoinDeskは「マネーロンダリング対策の基準を満たしていることを示すライセンスを取得できなかった」と記載している。

関連オランダ中銀、バイナンスに罰金4.7億円

バイナンスはキプロスにおける事業ライセンスを取り消す申請をした際も、MiCAの対応に注力していくと説明していた。

関連バイナンス、キプロスで事業ライセンスの取り消しを申請

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
06:00
ビットコイン取引が快適なのは?手数料・板の厚み・ツールの充実度で主要取引所を徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧