サービス提供継続が問題か
オランダ中央銀行(DNB)は18日、仮想通貨取引所大手バイナンスに4.7億円(330万ユーロ)の罰金を科すことを発表した。
罰金を科す理由は、バイナンスが仮想通貨業者に必要なマネーロンダリングとテロ資金調達防止法での事業登録を完成しておらず、引き続き同国でサービスを提供していることにあるという。
また、DNBは「バイナンスはオランダで非常に多くの顧客を抱えているが、DNBに課徴金を支払わずにDNBによる継続的な監督に関連する他のコストを負担することを避けながら、競争上の優位性を享受している」と指摘。一方、バイナンスがすでに登録の申請書を当局に提出しているとも説明した。
バイナンスはここ数ヶ月の間、フランスやスペイン、イタリアなどの欧州国で関連ライセンスを取得していた。