はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、本社はフランスに設立か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスの本社はフランスに設立か

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)は、同社の本社をフランスに設立する意向であることを明かした。

現地メディア『LesEchos』がCZ氏にインタビューを行い、9日に報じた。CZ氏は、2022年にフランスでデジタル資産のサービスプロバイダーとして認可を取得したいと説明している。

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い世界最大手の仮想通貨取引所を運営。元々は香港に本社を置いていた。取引所の運営以外にも、学習コンテンツの作成、独自ブロックチェーンの開発、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの運営なども行なっている。

▶️仮想通貨用語集

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

バイナンスを巡っては今年、日本の金融庁を含む世界各国の規制当局から厳しい警告を受けており、複数の国で一部のサービス提供停止などが相次いでいる。この状況を受け、CZ氏は9月に「規制に準拠した運営を行うため、バイナンスも本社を構える必要がある」と語っていた。

関連バイナンス 各国政府の警告・金融機関のサービス停止事例まとめ

その際、「バイナンスを設立した当初は、様々な場所にチームを配置して、分散型モデルで運営していきたいと考えていた。しかし、中央集権的な取引所を運営し、規制機関と協力していくためには、中央集権的な本社が必要であると認識するようになった」と説明。「適切なガバナンス、透明性の高い本人確認手続き、マネーロンダリング対策やリスク管理などを主導する本社が必要である」と話している。

関連CZ氏「バイナンスも本社を構える必要がある」

バイナンスは今月、フランスの非営利団体「France FinTech」とパートナーシップを締結したことを発表。フランスや欧州全体でブロックチェーンや仮想通貨のエコシステムにおける開発をサポートするため、1億ユーロ(約130億円)を活用する取り組み「Objective Moon」を開始するとし、フランスにバイナンスの研究開発拠点を設立するとも説明していた。

関連バイナンス、欧州で130億円規模の仮想通貨取り組み

CZ氏は今回のインタビューで「地域だけでなく、おそらく世界の本部として、フランスに本社を構えるのが自然な選択だろう」と語ったという。また、3日に開催されたカンファレンスでは「バイナンスは、フランスや欧州の技術力や、仮想通貨・ブロックチェーン業界における能力の高さを認識している」と述べていた。

これからライセンスの取得を重視し、フランスに本社を置きながら、さらに各国・地域でも規制対応を優先して運営を続けていこうと考えているという。

バイナンスの規制対応

バイナンスは現在でも新銘柄の上場など精力的に運営を続ける一方で、規制対応を強化している。3日には欧州部門の幹部にMartin Bruncko氏を起用したことを発表した。

同氏は、フィンテック企業を創設したり、スロバキア政府で役職についたり、世界経済フォーラム(WEF)の欧州部門のトップを務めた経験がある人物。IT企業に関する専門知識や、金融やイノベーションにおける政策立案の経験を活かし、バイナンスの欧州事業に貢献することが求められている。

CZ氏は今回のインタビューで「今年は規制に対応するため、150人の従業員を新たに雇用した。これからは600人のコンプライアンスチームが規制対応を行なっていく」と説明。「バイナンスの3,500人の全従業員の内、15%超が規制対応を行うことになる」とした。

そして「現在は世界の人口の5%が仮想通貨の支持や使用をしている。これから残りの95%も説得できるように運営を続けていきたい」と意欲を見せた。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧