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バイナンス、欧州で130億円規模の仮想通貨取り組み

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨エコシステムの発展へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスは3日、フランスの非営利団体「France FinTech」とパートナーシップを締結したことを発表した。

今回のパートナーシップを通して、フランスや欧州全体でブロックチェーンや仮想通貨のエコシステムにおける開発をサポートするため、1億ユーロ(約130億円)を活用する取り組み「Objective Moon」を開始すると説明。この取り組みの一環として、フランスにバイナンスの研究開発拠点を設立するという。

France FinTechは2015年6月に作られた非営利団体。フランスがフィンテック領域で発展することをミッションに活動を行なっている。

今回の内容は、バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称、CZ)が3日のカンファレンスで発表。この発表には、仏財務省でデジタル化や電子通信の部門を担当する国務大臣も同席していたという。

Objective Moonの1億ユーロの資金はバイナンスが自ら提供。この取り組みではバイナンスの研究開発拠点をフランスに設立するほか、ブロックチェーン・仮想通貨業界の才能を育てるため、分散型台帳技術(DLT)に関する支援プログラムを立ち上げ、さらに現地の人々が使用できる学習用のオンライン教材も作るとした。教材では、フランスを拠点にしてウォレットの開発・提供などを行うLedgerらも協力する。

DLTとは

「Decentralized Ledger Technology」の略。ブロックチェーンよりも前から開発されている分散型台帳技術を包括的に指しており、ブロックチェーンもDLTの1つに含まれる。

▶️仮想通貨用語集

バイナンスはDLTについて、「仮想通貨がメインストリームになるためには、ブロックチェーンのセキュリティを高めることが必要。セキュリティを高めるためにはDLTが必要だ」と説明している。

CZ氏は今回の取り組みについて、カンファレンスで以下のように語った。

 

バイナンスは、フランスや欧州の技術力や、仮想通貨・ブロックチェーン業界における能力の高さを認識している。

 

フランスを拠点に運営を行ったり、同国に投資を行なったりすることで、フランスや欧州が業界をグローバルに主導できるように貢献していきたい。

欧州の人事も強化

バイナンスは3日、欧州部門の幹部にMartin Bruncko氏を起用したことも発表した。

Bruncko氏はフィンテック企業を創設したり、スロバキア政府で役職についたり、世界経済フォーラム(WEF)の欧州部門のトップを務めた経験がある人物。IT企業に関する専門知識や、金融やイノベーションにおける政策立案の経験を活かし、バイナンスの欧州事業に貢献することが求められている。今回の人事発表に際し、Bruncko氏は以下のようにコメントを寄せた。

 

バイナンスがコンプライアンスをさらに重視し、従来のフィンテック領域への参入を拡大しようとしている成長期に、チームに加われることを楽しみにしている。

 

大きなコミュニティや最先端の技術、規制当局との連携強化によって、バイナンスはさらに大きく成長するだろう。

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